家具好きが高じてコーディネーターに。空間にぴったり合うカーテンを提案したい【家具・インテリアショップ Berry Berry 帯広店】

体力に自信があり、家具が好きだったため、札幌で家具や家電の配送会社に就職した貝瀬さん。3年間勤務後、十勝に戻って転職先を探し、2月からインテリアショップで働き始めました。上司のサポートを受けながら、お客様に楽しく商品の提案をしています。

「体を動かすことが好きで、小学校から高校まで、陸上部でやり投げや走り高跳びをしていました」と貝瀬さん。家具にも興味があったため、高校卒業後は家具や家電の配送を行う札幌の会社に就職しました。日ごろからモデルハウス、インテリアショップ、カフェなどを巡りながら家具を見るのが趣味で「壁の色と家具がぴったり合っているのを見ると感動します」と声を弾ませます。今年に入り十勝に戻って転職先を探した時、家具とインテリアを扱う「ベリーベリー帯広店」の求人広告が目に入ったそうです。「インテリア全般が学べる」と感じ、転職を決めました。

2月に入社後はインテリアのアシスタントコーディネーターとして、上司のお客様との打ち合わせに同席しながら仕事を覚えていきました。「接客は前職でも経験していて不安はありませんでしたが、当店はオーダーカーテンの販売が中心なので、カーテンの種類など基本的なことを覚えるのが大変でした」と言います。

カジュアル系、北欧系などの種類やヒダの量の違い、間取りに合う長さなど、カーテンについて分からないことはメーカーに直接聞きました。「通常より1・5倍や2倍のヒダがあると、ゴージャスな感じになります。長さでも印象が違って来るので、窓のすぐ下か、床に付くくらいか、メーカーの担当者に相談しています」と、お客様へより良い提案をするために努力を惜しみません。

提案の仕方に迷った時は、その都度上司に聞くものの、すぐに答えを教えてくれるわけではないと話します。「簡単に答えだけ言われると頭に残りませんが、色の合わせ方など一度自分で考える時間をくれます。その後、直接商品を見ながら説明してもらえるので、理解が深まりますね」と指導方法に感謝する貝瀬さん。自ら提案したカーテンを新築の住宅に設置した時、「このカーテンを選んで良かった」とお客様に喜ばれるのがうれしいと話します。また、店内のディスプレーにも携わっていて「すてきな商品がたくさんある」とお客様から褒められたり、仕入れた商品がすぐ売れたりすることが、大きなやりがいになっています。

6月末から、上司が近くで見守る中、お客様との打ち合わせを一人で行うようになりました。その時に一番気を付けているのが「話し方」です。「今まであまり敬語を使うことがなかったので、言葉遣いは難しいです。年配のお客様には、ゆっくりと聞き取りやすい話し方を心掛けています」と言います。また、「小さなお子様連れのお客様の場合、お子様がむずかってしまうので」と、打ち合わせ時間は長くても3時間以内が目標です。なるべく短い時間で済むよう、事前に壁の色や部屋の雰囲気を聞き、空間に合うカーテンのコーディネートを考え、見積書も準備するなど工夫しているそうです。

現在貝瀬さんは、前職の配送業のスキルも生かし、家具の配送も担当したいと考えています。「何より新しいものを見るのが好きで、新築の住まいで段ボールを開ける時、お客様以上にワクワクしてしまうんです」と配送の魅力を語ります。7カ月前に入社して以来、家具、インテリア、新しいものなど、自分の「好き」な気持ちを大切に、毎日勉強を重ねている貝瀬さん。「家具もオーダーカーテンも空間にぴったり合う商品を提案して、お客様に長く愛用していただけるよう頑張ります」と満面の笑顔で、力強く話してくれました。