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好きな車にかかわり整備の研修も充実!知識と技術を高められる会社【東北海道日野自動車株式会社】

2024年8月5日公開

私が選んだ職場

車の運転と整備が好きで、サーキットに通い、走るのが趣味という山口さん。トラックドライバーの父親の影響もあり、大型車の整備を手掛ける会社に就職しました。社内独自の上級資格の取得を目指し、積極的に研修や実践で知識を深めています。

整備部スタッフ/山口由貴さん(23歳)
帯広高等技術専門学院に在学中、2級自動車整備士の資格を取得。2020年、東北海道日野自動車株式会社に入社。

父親の影響もあり大型車を整備する会社へ

「父親の職業がトラックのドライバーで、小さいころはよくトラックに乗せてくれたんです。『大きくてかっこいい』と思っていました」と話す山口さん。成長するにつれ自動車全般が好きになり、高校卒業後は帯広高等技術専門学院の自動車整備科に進学しました。そのころからの趣味が、サーキットでタイムを競うことでした。スピードを上げるために、「運転と整備のスキルを磨くのが楽しい」と話します。

在学中に、全般的な整備業務が行える国家資格の「2級自動車整備士」を取得。2020年に大型車のメンテナンスを手掛ける東北海道日野自動車株式会社に入社しました。「当社を選んだのは、社員はどこのメーカーの自家用車を購入しても問題なく、自由度が高かったことが理由の一つです。父親の影響で大型車にあこがれがあったのも決め手となりました」。

山口さんの場合、入社後の新人研修は東京で行われましたが、現在は、本社敷地内にある「研修センター」で実施しているそうです。キャリアに合わせた社内研修が充実しており、研修センターでは実際の大型車を使うことで整備技術も習得できるようになりました。

物流を支えているという実感がやりがいに

整備工場に配属後、まず実感したのが大型車に対する認識不足だったと言います。「大型車は部品も道具も何もかもが大きく、重く、しかも値段も高価なものばかり。丁寧に持ち運ぼうと力が入り、筋肉痛になってしまいました」。その時に先輩が「自分たちも入社時はそうだった。こうすれば体に負担が掛からないよ」と、持ち運びの時の体の使い方、道具の扱い方のコツを優しく教えてくれたそうです。先輩たちのサポートのお陰で半年後には筋肉痛を乗り越え、スムーズに業務をこなせるようになりました。

入社4年目となり、今は2人1組で行う車検業務の班長を務めています。担当はタイヤ周辺のブレーキ系統とサスペンションの点検・整備で、後輩を指導する立場となりました。「後輩には自分が先輩にしてもらったように、分かりやすく丁寧に教えることを心掛けています」と話します。

また、整備をする上で大切にしているのは、物流を支える一員であるという自覚です。「大型車が不調で走れないと、物流に大きな支障が出ます。適切に修理やメンテナンスを行うことで、自分もまた物流をバックアップしていると感じています」。休日に札幌周辺を車で走っている時、自分が整備したトラックを見かけることがあるそうです。「快調に走っているのを見るとうれしくて、やりがいを感じますね」と笑顔を見せます。

上級資格取得を目指し学びを深めるよう努力

当社では新人教育だけでなく、年齢や経験に応じて段階的な研修システムを採用しています。整備士には「サービススタッフ技術資格」が「HS?4」から「HS?1」まであり、最上級資格の「HS?1」は合格率数パーセントの狭き門です。受験資格は入社6年目からなので、山口さんはまず「HS?2」の取得のため、パソコンを使ったeラーニングなどに取り組んでいるところです。

実はこの「HS?1」を取得すると、資格手当がアップするだけではありません。世界一過酷と言われる「ダカール・ラリー」へ、「チーム日野」のメカニックとして参加できる候補者にもなれるのです。ダカール・ラリーへの参加は、全国の整備士にとって夢の舞台といえます。

休日はサーキットでタイムトライアルを重ねながら、仲間と整備方法について話し合うなど車一色の日々を送る山口さん。「車が好きだから、毎日の勉強も苦になりません」ときっぱり。技術と知識を積極的に習得し、上級資格の取得へ向けて努力を続けています。

  • タイヤのナットに緩みがないか、テストハンマーで打つ音により確認する

  • 「トルクセッター」をナットのサイズに合わせて調整し、しっかりと締め付ける

  • 車体下に潜り込み、エアーサスペンションのゴムの亀裂や劣化を点検する

  • 工場内に導入したスポットクーラー

暑さ対策、備品の支給、資格手当など働く環境に配慮

整備部 部長/田村博明さん(50歳)

整備部では働く環境に配慮し、暑さ対策として工場内にスポットクーラーを導入しました。整備服や安全靴、ヘルメットなどは会社から支給し、汚れた服はクリーニングに出せる他、帯広本社には社員食堂もあります。また、敷地内の研修センターでは、未経験でも知識や技術を一から習得できます。独自の資格制度で手当も付き、目標に向かって前向きに働ける職場です。

東北海道日野自動車株式会社

本社は帯広市。日野自動車の東北海道地区販売会社として帯広、釧路、北見に支店、中標津、網走、紋別に営業所がある。トラック、バスなどの大型車や部品等の販売とメンテナンスを実施。

北海道帯広市西19条北1丁目7‐6
TEL.0155‐33‐4441
https://www.hh-hino.co.jp/