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おいしい肉に感動して営業へ!いろいろな経験を積み更に挑戦できる職場【有限会社トヨニシファーム】

2024年6月17日公開

私が選んだ職場

肉牛の飼育から肉の販売まで一貫して行う会社に、未経験の営業職として転職した酒井さん。全国の物産展やイベントを担当し、お客様の反応にやりがいを感じています。今後も新しいことにチャレンジを続けたいと毎日意欲的に取り組んでいます。

営業販売課 ギフト・イベント物産展担当
主任/酒井敬多さん(29歳)
帯広市出身。医療事務の仕事を5年勤めた後、2017年より有限会社トヨニシファームで営業職に就く。

おいしい肉と出合い他業種への転職を決意。

高校時代、先生に勧められて医療事務の仕事に就き、5年間勤めた酒井さん。もともと人と話すのが好きで、営業の仕事にも興味を持っていたと言います。あるイベントで有限会社トヨニシファームの「カルビ串」に出合いました。「こんなおいしい肉を販売する仕事がしたい」と感じ、転職を考えたそうです。酒井さんの奥さまの父親が当社の牧場で働いており、「今、求人広告を出しているよ」という情報を得て、早速応募します。「面接に来た人が数人いて、自分が選ばれるかどうか不安でしたが、運良く採用されました」と、23歳の時に転職しました。

配属先はギフト・イベント物産展の担当部署で、まずは専務の下で指導を受けることになりました。主な仕事はお中元、お歳暮のギフトセットの販売促進でした。しかし、牛肉の知識はゼロからのスタートだったため、最初は牛肉の部位を覚えるところから始めたそうです。「一口にカルビと言っても、正式には何十種類もの部位名称があります。牛肉を扱う仕事に必要なので、自分でブロック肉を見てインターネットで調べて覚えました」。先輩スタッフからも教えてもらいながら勉強を続け、1年程かけてほぼ習得したと言います。「それでも細かい部位は今も勉強中です」と努力を欠かしません。

ギフトやイベントを担当。接客時のやりとりが励みに。

営業の仕事では、専務と一緒に百貨店のバイヤーやイベント関係者と会い、多様な接客スキルを一つずつ身に付けていきました。2年目には一人での営業を始め、専務から「失敗は付きもの。自分でチャレンジしてみて、困った時には相談するように」と言われたそうです。「専務には気軽に相談しやすかったので、前向きに挑戦できました」と振り返ります。

転職して7年目。2022年12月には仕事ぶりが認められ、主任に昇進しました。今では、物産展やギフト向けの詰め合わせや商品づくりを提案する立場になっています。「自分で考えたギフトセットがオンラインショップや広告で紹介され、お客様から注文をいただくと、うれしいですね」と酒井さん。注文は電話が多いため、ハキハキとした受け答えを心掛け、お客様に良いイメージを持ってもらえるよう意識していると話します。

また、当社ではパートスタッフを含めて新商品を全員で試食しており、意見を交換することで、より良いものを作り出せると考えています。「自分で考案した『アスパラ巻き』も、そうやって全員で試行錯誤して生まれました。物産展で1日150本売れた時は、達成感を味わいましたね」。現場での接客時に「前に会ったことがある感じがする」と言われたり、「今日は酒井くんいないの?」と聞かれたりすることもたびたびあるそうで、「そういうお客様とのやりとりが本当にうれしく、励みになります」とほほ笑みます。

いずれは部署を異動し更にいろいろ経験したい。

酒井さんは、ギフトの包装の仕事にもかかわったことがあり、「自分が贈られてうれしい見た目や、食べてみたいと思える並べ方などを考えて作っていました」と言います。魅力的なギフト商品を作るために、同業者以外のギフトカタログを見て、色味や配置を勉強したそうです。

こうした包装の業務のように、いずれは他の部署の業務もしてみたいと考えているという酒井さん。当社では、肉牛の飼育から肉の生産・加工・販売までを一貫して行っているため、多彩な部署があり、希望を出せば異動も可能です。実際に、肉の加工を担当していた人が、ギフトの梱包業務に異動した例もありました。「もともと転職したのは、いろいろな仕事を経験してみたかったからです。飲食店への販路拡大など幅広く経験を積んで、牛肉を卸している台湾や香港など海外にも目を向けて行けたら」と思いは膨らみます。自社の牛肉のおいしさを広めるため、自分の可能性を信じ、チャレンジし続ける酒井さんでした。

  • 物産展などのイベント前には人員配置や商品の価格設定について、専務と打ち合わせを行う

  • 「お客様から直接感想が聞けてうれしい」と、イベントで串を焼く酒井さん

  • 新社屋には、商品開発に使用するキッチンスペースを備えている

コミュニケーションを大切に子育て中の働き方にも配慮

専務取締役/小倉広樹さん(46歳)

6月に完成する新社屋には、必要時にすぐ面談できるスペースや、新商品を調理してその場で意見交換ができる専用キッチンを備えました。会社にいる時間が心地よく、充実するよう密なコミュニケーションを大切にしています。また、子育て中の人の時短勤務、子どもの成長期に稼ぎたい人の勤務体系などの相談にも応じ、前向きに働ける環境づくりに努めています。

有限会社トヨニシファーム

自社牧場で飼育する肉牛をブランド化した「豊西牛」をはじめ、「十勝の黒にんにく」を加工・販売。全国の飲食店やスーパー、物産展等で好評を得る他、牛肉は台湾、香港へも輸出している。

北海道帯広市西3条南35丁目1(販売加工事業部)
TEL.0155‐66‐5301
https://toyonishifarm.co.jp/