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十勝は最高の場所。その魅力を発信し続けたい【HOTEL NUPKA(ヌプカ)】

2024年4月1日公開

私が選んだ職場

帯広への移住をきっかけに当社へ就職。「十勝は最高の場所」と、地域の魅力を伝えながら、気さくで魅力的な考え方を持った仲間たちと共に、さまざまな場所から集まる人たちを迎えています。

フロアスタッフ/永井知里さん(37歳)
結婚を機に愛知県から帯広に移住。2016年よりホテルヌプカでフロアスタッフとして働き始める。2人の子どもの産休と育児休暇を経て2020年より復帰。

ホテルのフロント業務からカフェまで仕事内容はさまざま

愛知県名古屋市出身の永井さん。もともとは馬の勉強がしたくて2014年に帯広を訪れ、2年ほど牧場で働いていました。その後は名古屋に戻るつもりでしたが、結婚を機に帯広に移住することに。就職先を探している時に知り合いから紹介されたのが、オープンを控えたホテルヌプカでした。「面接での印象がとても良かったんです。社長やスタッフの人柄が気さくで魅力的。ぜひ一緒に働いてみたいと思いました」。ニュージーランドやアメリカ、ヨーロッパ各地を旅した経験を持つ永井さんですが、日本のホテルやカフェで働くのは初めて。しかも当社は、「十勝を世界に伝える」ことをミッションに、ホテル以外にも、「CAFE & BAR NUPKA」の運営、マーケット・ミニマルシェなどのイベント企画も行っていました。「業務範囲が非常に幅広く、ホテルのフロントやカフェに入ることもあります。パソコンでの事務作業や周年イベントの企画、参加の呼び掛け等の仕事も行っています」。覚えなくてはいけない事柄が多く、特にシステム関係は把握するのが大変だったと語ります。そんな時に支えてくれたのは、一緒に働く仲間たちでした。「日々の業務は全員で協力し、フォローし合うという体制に助けられました」。スタッフみんなで柔軟に対応しサポートを行いながら仕事を進めています。

人と人の縁を結ぶ職場でプライベートも充実

仕事の魅力について尋ねると、「職場にいるだけでさまざまな人に出会えて、たくさん話を聞けることですね」と話します。当社のホテルやカフェのコンセプトは「人間交差点」という言葉で表現されており、利用者同士の出会いの場になっていることが、ホテルヌプカの大きな特徴の一つです。主に人と人をつなぐ役割を担っているのは、社長の坂口琴美さん。世間話の延長から、宿泊者同士、スタッフと宿泊者、果ては坂口社長の知り合いまでをもつなげていき、人と人との輪が広がっていきます。永井さん自身も、本州へ旅行した際、知り合いになった宿泊者の方のお店を訪ねた経験もあると言います。「私だけではなく、周りのスタッフもみんなこういった人間関係を築いています」。職場でつながった縁がプライベートをも充実させてくれる。人が好きだと話す永井さんには実にぴったりな環境なのです。

6歳、4歳の2人の母親として仕事と子育てを両立

入社後1年あまりで、妊娠・子育てのために一旦職場を離れ、2人の子育てを経て再度当社に戻ってきたのは2020年のことでした。「やっぱりホテルヌプカでもう一度働きたくて。パートスタッフとして雇用してもらいました」。復帰と同時にちょうどコロナ禍となり、お客さんが全く来ない、という危機的な状況も経験。SNSで十勝の風景や観光地を積極的に発信したり、地元の農家とのコラボで農産物の直売を行うなど、スタッフ全員で試行錯誤しながら乗り切ってきたそうです。

現在お子さんは6歳と4歳。保育所に預け、仕事と育児を両立しています。「子育て中の女性が多い職場なので、理解し合える環境です。働きやすくとても恵まれています」。また、当社は副業を推進している会社でもあり、永井さん自身もフォトグラファーとしての顔を持ち、仕事をしています。職場でも商品の写真撮影でその腕前を発揮しているそう。「家族の時間、自分の好きな時間を大切にすることが、仕事のモチベーションにつながっています」と笑顔で語ってくれました。

今後は、職場から十勝の魅力をより一層発信して、自分のような移住者も呼び込んでいきたい、と考えているそう。「十勝は本当に魅力的で最高の場所。例えば日高山脈の美しさは素晴らしいですが、それを知っている人はまだまだ少ないと感じています。愛知県の友人に聞いてみても、十勝は何となく知っていても、帯広となると分からないし、日高山脈なんて更に分からない。もっとその魅力を伝えていきたいですね」。

  • ホテルの宿泊客だけではなく、地元の常連客も訪れるカフェ

  • 人との出会いや会話をすることが、この仕事の魅力と話す永井さん

  • ミーティングの場では、地域活性化のためのさまざまなアイデアが生まれている

十勝帯広をスタッフと一緒に盛り上げていきたい

シニア・マネジャー/長尾和人さん

私たちの仕事は、十勝帯広を活性化したい、という思いから始まりました。宿泊業、カフェ、イベント運営も行っており、「人間交差点」をコンセプトに、人や仕事が混ざり合うことでの化学反応を期待しています。今後もスタッフがやりたいことに挑戦でき、楽しんで働ける環境づくりを行っていきたいです。

HOTEL NUPKA(ヌプカ)

十勝シティデザイン株式会社が運営する、廃業した古い宿泊施設をフルリノベーションして生まれたホテル。「暮らすような旅」でもてなし、さまざまなイベントを通して地方の暮らしを発信している。

北海道帯広市西2条南10丁目20-3
TEL.0155-20-2600
https://www.nupka.jp/