従業員ファーストの職場で技術を磨き、夢をかなえる【コットンファミリー COTTON35％】

担当の美容師があこがれの存在になり、いつしか将来なりたい職業になった鈴木さん。仕事と学校を両立して国家資格取得を目指し、なりたいスタイリスト像に向けて経験を重ねています。

鈴木さんが美容師の仕事に興味を持ち始めたのは中学1年生のころ。「母の同級生が美容師で、その人に髪を切ってもらったことがきっかけです。次第にあこがれの存在になりました」。その人物こそ、現在鈴木さんが勤める「コットン35％」で店長を務める山田賢太さん。「山田店長が店舗を異動するたびにそのお店へ通っていました。技術はもちろんですが、堅苦しくない居心地のよい雰囲気を作ってくれて、いろいろな話ができるのが楽しみでもありました」と当時を振り返ります。高校生になり将来美容師になると決めた鈴木さんは、山田店長に相談を持ち掛け、美容師の仕事について情報を収集しました。「美容専門学校へ通うだけではなく、就職と同時に通信制の学校へ通い、国家資格を取得する方法があることを知りました」。こうして今年の3月に高校を卒業した鈴木さんは、地元に残り当店に入社。美容専門学校通信科に入学する道を選び、知識と技術を身に付ける毎日を送っています。「実技の練習は、終業後だけではなく営業時間中もできます。旭川の専門学校へ行く時にも先輩方に快く送り出していただきありがたいです」と、周囲の応援を励みに目標に向かう毎日です。

当社は昭和61年に創業。十勝管内に5店舗を有する美容室として、子どもからシニアまで幅広い層の「なりたい姿」を実現してきました。顧客により良い技術やサービスを提供するため、従業員の働きやすい環境づくりに注力。チーム力を高める行事を定期的に行ったり、業界では珍しく、全店舗週休2日制の営業スタイルになっています。また、毎月第2金曜日は全店の従業員を集めて終日勉強会を開催。業界の最新の動向や技術を学び、顧客へと還元しています。

鈴木さんはアシスタントとしてスタイリストの先輩をサポートし、受付や掃除、シャンプーなどを担当。さまざまな経験を積み重ねて成長中です。「先輩たちの技術やお客様とのコミュニケーションの取り方を間近に見るのはとても勉強になります」と、働きながら国家資格取得を目指すメリットを話します。高校生のころに複数の飲食店でアルバイトを経験したことがきっかけで、かつては苦手意識があった初対面の人との会話も楽しめるようになったという鈴木さん。「異業種での経験もすべて今の糧になっていると感じます」と現在の接客に生かしています。

中学生のころからの夢の実現に向けて、経験を重ねる鈴木さん。友人たちもいつかお客さんになって、カットをしてもらえる日が来るのを心待ちにしているそうです。目指すスタイリスト像は、「お客様の心にも寄り添えるスタイリスト」。山田店長のような存在になるため自分を磨いています。「あこがれでもあった美容師の業界に就職してみると、これまでは見えなかった大変な部分もありますが、やっぱりこの仕事は楽しいと実感しています」と鈴木さん。その理由を、「人間関係の良さや、働きやすい職場のお陰」と話します。その姿からは、当社の業界の常識にとらわれない働き方への挑戦や、従業員を大切にする理念が入社したばかりの鈴木さんにもしっかり伝わっていることを感じました。