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子育て中でも働きやすい時間帯と職場の環境が魅力。できるだけ長く勤めたい!【帯広はげ天 本店】

2023年6月12日公開

私が選んだ職場

小樽出身の小野さんは、結婚を機に初めて帯広へ。子育て中でも働ける時間帯の求人から選んだのが老舗の「帯広はげ天 本店」でした。育児に理解がある協力的な職場環境に感謝しながら、日々接客のスキルを磨き、子育ての経験を生かした細やかなサービスが喜ばれています。

パートスタッフ/小野由里子さん(44歳)
10年前結婚を機に帯広へ。4年前から「帯広はげ天 本店」で働き始める。夫、子ども2人の4人暮らし。

子育てしながら働ける時間帯を選択

小野さんは4年前、子どもを保育園に預けて働きたいと考え、10時から15時までの求人を探しました。「保育園の開園が朝9時なので、どうしても10時からしか働けません。子育てに支障がない希望の時間帯で募集していたのが『帯広はげ天 本店』だったんです」と、当店を選んだ理由を語ります。ホール業務は19歳で経験したカフェのアルバイト以来でした。それでも看護助手として小樽と札幌で約8年間働き、人と接することが好きだったため不安はなかったと言います。

ただ、一人ひとりの患者様と向き合う看護助手の仕事とは違い、飲食店での接客は、すべてのお客様の様子を見なくてはいけません。「飲食店の仕事に慣れるまで、少し戸惑うことはありました」と小野さん。1年目は注文を取り、メニューを運び、片付けるといった目の前の仕事をこなすことに精一杯だったそう。その後、2年目に入ってがらりと状況が変わります。新型コロナウイルスの感染予防のため、宴会は大鍋ではなく一人ひとり小鍋での提供になり、メニューも配膳の仕方も大幅に変更することになったのです。「1年前に覚えたことはすべて忘れて、一から覚え直すような感覚でした。でも感染拡大により来客の少ない日が多く、店長や先輩スタッフに教えてもらいながら、ゆっくり仕事を学ぶことができました」と思い起こします。

お子様連れには特別な気配りも

子育てに専念していたため、帯広の飲食店の情報を知らず、勤め始めてから当店が「老舗」だと分かったそうです。だからこそ長年通う常連のお客様が多く、「お客様がいつも何を召し上がるのかを把握して、『今日もこのメニューでよろしいでしょうか』と伺っています」と、常に笑顔と丁寧な接客を心掛けています。そうした対応が気に入られ、自分の顔を覚えてくれる常連客が増え、優しく接してくれるのがうれしいと感じています。

また、自分が子育て中ということもあり、お子様連れのお客様には特に気配りを欠かしません。例えば、小さなお子様の豚丼には「コショウを抜きますか」と声を掛ける他、年齢によって箸、フォーク、スプーンなど使いやすいものが違うため、必要なものを伺ってお持ちする等、母親目線の細やかな対応が喜ばれています。

今年に入って、外国人を含めた観光客が次第に増えてきました。日々の接客では、お茶がなくなっていないか、何か注文をしようとしていないか、ホール全体に目を配っているという小野さん。「帰り際に『おいしかった』と言われることが励みになっています」と話します。

子どもの成長に合わせいずれは日曜勤務も

現在、小野さんは小学校4年生と1年生のお子さんを育てながら、週3〜5日のシフトで働いています。「小さな子は急に熱を出してしまいがちですが、育児経験のあるスタッフが多くて、休みを取る場合でも理解してくれます。学校行事と重なった時はシフトを交代してくれるなど、協力的な環境に感謝しています」。来客数が少ない日には「先に帰っていいよ」と店長が言ってくれるため、スタッフ同士で話し合い、順番に早上がりさせてもらうことも。「本当に働きやすい職場なので、できるだけ長く勤め続けたいと思っています」とほほ笑みます。

今のところ日曜日は、学童保育所が休みで家を空けられないためお休みを取っていますが、今後子どもだけで留守番ができるようになれば、シフトを増やしたいと考えているそうです。「日曜は夫も仕事ですし、私も働いて、お店が忙しい時に貢献できればいいですね」と小野さん。これからも、老舗としてお客様に満足していただけるような、きめ細かいサービスの提供を目指します。

  • 宴会用のコンロをセット。感染予防のため鍋料理は小鍋で個々に提供している

  • 観光客によく聞かれるのが豚丼の種類。ロースやバラ肉、枚数の違いを丁寧に説明する

  • レジ操作ではメニューを間違えないよう必ず声を出して読み上げる

日曜に働く人への感謝を込めて時給25%アップをスタート

取締役 本店長/矢野航平さん(33歳)

当店は不定休で、日曜に関しては1年の3分の2を休みとし、3分の1は営業しています。そこで、スタッフへの感謝の気持ちを込め、2カ月程前から日曜・祝日に限り、時給25%アップの制度を始めました。普段の休みの取得はスタッフ同士で協力し合う他、仕事帰りに割安でお弁当を持ち帰れる従業員割引を設けるなど、気持ち良く働ける環境づくりに努めています。

帯広はげ天 本店

昭和9年創業以来、長年受け継がれる天ぷらや網焼き豚丼が好評。香港店もある。また、豚丼専門店「ぶたはげ」は帯広駅、道の駅おとふけ、北広島、香港でも展開している。

北海道帯広市西1条南10丁目5
TEL.0155‐23‐4478
http://www.obihiro-hageten.com/