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介護職員ってどんな仕事?どんな人が向いてる?施設によるちがいなどを解説

2023年7月3日公開

シゴトガイド流!北海道お仕事白書

高齢になったり病気になったり、多くの人の人生に、いずれ誰かの「支え」が必要な時が訪れます。それでも自宅で生活できたり、近親者の支えが受けられれば理想ですが、さまざまな事情によって困難な場合があります。介護職員とは、そういった人たちへ、あらゆる現場で身体介助や自立支援を行う人のことです。

そんな介護職員にはどんな人が向いているのか。また、職場となる介護施設にもさまざまな種類があり、仕事内容や求められるスキルがちがうので、そのあたりも含めて解説します。

介護職員になるために資格は必要?

介護の仕事は、資格や経験がなくてもできます。ただ、資格がなくてもできる介護と、資格がなければできない介護があるので、資格を取得したほうができる仕事の範囲は大きく広がります。

たとえば、介護施設での介護業務は無資格でもできますが、訪問介護での介護業務は介護職員初任者研修以上の資格が必要です。その他に、介護福祉士や介護福祉士実務者研修などがあり、医療的ケアなど、できる仕事の幅が広がります。働きながら資格取得をして、ステップアップする人も多くいます。

【介護の資格】

介護職員初任者研修
介護職の入門的な位置づけの介護資格。研修課程を修了すると、介護の基礎的な知識や技術を身に付けていることを証明できるうえ、訪問介護などで利用者さんの身体に直接触れる身体介護が行えるようになります。

介護福祉士実務者研修
介護職員初任者研修の上位資格に位置するのが、介護福祉士実務者研修です。医療的ケアなど、初任者研修より実践的な知識や技術を身に付けられます。

介護福祉士
介護福祉士は、介護資格のなかで唯一の国家資格。ご家族からの相談対応やアドバイス、介護職員の指導など幅広い業務に携われるようになるため、給料アップやキャリアアップにつながります。

職場となるさまざまな介護施設

介護現場となる職場は、利用者が入所している施設(老人ホームや医療機関)、利用者が通う施設(デイサービス)、利用者の自宅(訪問介護)の3種類に分けられます。

入所型の介護施設
公的施設である、要介護認定を受けた高齢者が入所する特別養護老人ホーム、家庭への復帰を目指すためにリハビリテーションなどを行う介護老人保健施設。民間が運営する有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、また、認知症や障がいのある方が共同で生活するグループホームなどがあります。

【入所型介護施設での主な仕事内容】
食事・入浴・排泄などの身体介助
身の回りのお世話
機能訓練(リハビリスタッフのサポート)
健康管理(看護スタッフのサポート) など

医療機関・施設
介護施設だけでなく、病院などの医療機関も職場となり、こちらも「入所型施設」に分類されます。入院している患者さんのサポート以外にも、看護師の業務を補助する役割も担当します。呼称としては、介護士ではなく看護助手や看護補助者になることが多く、一般的な介護業務の他に医療機関ならではの仕事内容が含まれることもあります。

【医療機関での主な仕事内容】
食事・入浴・排泄などの身体介助
身の回りのお世話
看護師の補助業務
医療器具の洗浄
ナースコールの対応 など

デイサービスなどの通所介護施設
利用者が自宅から通いながら、必要な介護サービスを受けられる通所型の介護施設です。

【デイサービスでの主な仕事内容】
食事・入浴・排泄などの身体介助
健康状態の確認(バイタルチェック)
レクリエーションの企画・運営・見守り
送迎・お見送り など

利用者の自宅に伺う訪問介護
介護職員が利用者の自宅に訪問し、自宅内で必要な介護サービスを提供します。訪問介護を行うには、介護福祉士資格や介護福祉士実務者研修、介護職員初任者研修、旧訪問介護員1級などの資格が必要です。

【訪問介護での主な仕事内容】
食事・入浴・排泄などの身体介助
調理や洗濯、掃除などの生活援助
通院時の乗車または降車の介助 など

介護の仕事が向いている人

介護の仕事は、体力的にきついとイメージしている人も多いかもしれませんが、力の入れ方や体勢などのコツをつかめば、それほど身体的な負担はありません。ただ、デスクワークに比べるとやはり体力は必要なので、体を動かすことが好きという人のほうが向いているでしょう。

また、利用者や利用者の家族からの感謝の言葉をいただいたり、長い時間を一緒に過ごすうちに「笑顔が見られるようになった」「徐々に心を開いてくれた」など、気持ちのつながりを感じられるときにやりがいを感じることも多く、「人が好き」「誰かの役に立ちたい」と思っている人に向いている仕事と言えます。

介護の仕事:まとめ

◎介護の仕事は未経験でもできるが、資格を取得したほうが仕事の幅が広がる。
◎職場となる介護現場は、老人ホームや医療機関など利用者が入所している施設、利用者が通うデイサービス、利用者の自宅へ伺う訪問介護の3つに分けられる。
◎基本的な仕事内容は、食事・入浴・排泄などの身体介助だが、現場によってちがいがある。
◎介護の仕事が向いているのは、人が好きで誰かの役に立ちたいと思える人。

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