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私が選んだ職場【介護付き高齢者住宅 ほのか三笠】

2021年4月5日公開

私が選んだ職場

人を引きつける、ほがらかな人柄と大きな声。小学生のころから看護師に憧れ、看護助手を経験した松橋さんは、持ち前のフレンドリーなコミュニケーション力で今、高齢者の毎日を明るく照らす太陽のような存在となっています。

憧れてから30年、笑顔でたどり着いた「助け手」の仕事。

介護リーダー/松橋広実さん(37歳)
入社3年目。20歳で結婚し、家族はご主人と、高校2年生と高校1年生という年子の息子がいる。

気づきの目を養った飲食店での経験。

身体が丈夫ではなかった幼少期に看護師に憧れ、三笠市内の高校を卒業後、看護学校に通っていた松橋さん。しかし、在学中に結婚、長男の妊娠がわかりやむなく中退。出産後もすぐに次男を授かったため、目の前の子育てに全力を尽くすことになります。
ようやく一息ついたのは、子どもを保育園に預けられるようになった20代半ばのこと。松橋さんはショッピングモール内のそば屋の求人を見つけ、ホール勤務を始めました。「実は高校時代、近所のそば屋さんからある日突然電話でバイトに勧誘されて(笑)。これは三笠あるあるなんですよ」。そんな高校時代のアルバイト経験を生かして約7年間、飲食店での勤務が続きます。「人が何かをしてほしい様子を察する目が養われました。それと、時間に追われる中で焦らず早く動く姿勢も身に付きましたね」。
そば店の勤務では、お客様の顔や好みを覚えるのも早く、状況を把握して的確に切り盛りする姿から、店長に「君の天職だ」と言われるほどの働きぶりを見せていた松橋さん。しかし心をよぎるのは、幼いころから夢に見た看護の現場への思い。三笠市内の病院から看護助手の求人が出続けていることを知り、面接に足を運んだのは、今から4年半前のことでした。

念願の病院勤務を経て現職へ。

事前に勤務時間の希望は伝えていたものの、いざ採用されてみるとシフトは変則勤務。「さいわい、家族に相談したらすんなりと受け入れてくれました。ごはんの支度や子どもの学校への送り出しなど、協力体制がありがたかったですね」。安心して仕事に打ち込んだ松橋さんは、寝たきりの高齢者が多い療養型病棟で患者の介助を続ける中で、「資格を取って、もっとしっかり介護の仕事と向き合いたい」との思いを募らせていきます。そんな折、同僚の看護師が、お兄さんが管理者を務めるグループホームで空きがあると教えてくれました。その求人枠はすぐに埋まってしまいましたが、同じグループ施設で求人が出ていたことから即座に見学を申し込みます。それが、「介護付き高齢者住宅 ほのか三笠」でした。
利用者と職員が和気あいあいと過ごす雰囲気が「大きな家みたい」と気に入り、同施設で働き始めた松橋さん。半年間勤めながら実務者研修を受け、昨年1月には介護福祉士の資格を取得、入社一年でリーダー職を任されるまでになりました。現在は、利用者さんの食事や排泄、入浴など日常のお世話に加え、介護リーダーとして、職員の仕事の割り振りや相談を聞くなどのケアも行っています。

辛い時こそ笑顔を大切にしたい。

介護付き高齢者住宅は、介護認定が自立あるいは要支援・要介護高齢者が対象で、ある程度ことは自分でできる利用者が多いのが特徴です。そのため、最初は誰をどこまでサポートすべきか覚えるのが大変だったといいます。そこで、入社後2年が経った今でも松橋さんが行っているのが、一日の出来事をノートに書き留めること。「仕事中の走り書きをノートに清書することで状況が整理され、記憶が定着するんです」。また、スタッフを注意する際には、その前に自分でできることがあるのではと考え、一回言葉を飲み込んで相手の話を聞くことも大切にしています。
大きな声で裏表なく人と接する快活な人柄は誰からも親しまれ、おはよう!と朝のあいさつに利用者さんの部屋を訪れると、「いつもその大きな声を待ってるんだよ。元気をもらえるから」と言ってくれた人もいるのだそう。珍しく疲れた顔を見せていると「だめだよ、笑わないと」と優しく声をかけてくれた人も。「笑っていたら、きっといいことがあると教えてくれて。私自身もそう思って生きているので、より一層笑顔を大切にしようと思いました」と松橋さん。ケアマネジャーという次の目標を見据え、今日も笑顔で大きな声を施設内に響かせています。

  • かつての利用者さんによる立派な作品が残されている

  • スタッフ全員がこまめな消毒で感染対策に気を配る

  • スタッフへの指導では、一旦言葉を飲み込み相手の話を聞くよう心掛けている

  • 利用者さんとの距離の近さが松橋さん流のコミュニケーション術

スタッフも利用者も安心できる場づくりを

松橋さんは人に対して壁を作らず、言葉に嫌味がありませんね。利用者さんと関わる上で、そういう面が上手く機能していると感じます。施設として目指すのは、地域で先々に不安を抱いている方に「あそこに相談してみよう」と思ってもらえる場所。そのためにも、職員のプライベートを大切にして職場としての魅力を高め、安心を作っていきたいです。
クリーンハウス株式会社 介護事業部 部長/佐藤 剛さん

介護付き高齢者住宅 ほのか三笠

2014年開設。基本的に自立した生活が可能な高齢者を対象に、食事・入浴など生活支援のサービスを提供する。クリーンハウス株式会社(本社:岩見沢市)が展開する介護事業所の1つ。

北海道三笠市幸町8‐2
TEL.01267‐4‐5020