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先輩に学び自分を磨き続けて接客サービスの質を上げる【津軽海峡フェリー株式会社 食堂「海峡日和」】

2024年6月24日公開

私が選んだ職場

長年希望していた飲食店で働くことになった河村さん。料理の基本を学びながら、対応できる業務が増えていくことに喜びを感じ、お客様に満足していただけるサービスの向上に励んでいきます。

ホール担当/河村愛理さん(35歳)
勤務歴3年。趣味は読書。冬には子どもを旦那さんに任せて一人で滑りに行くこともあるほどのスノボ好きでもある。秋までは旦那さんの運転するバイクに乗ってツーリングに出るのが楽しみ。

楽しい思い出の残る飲食業界に復帰

3年前、食品工場でパートタイム従業員として働いていた河村さんは、「シゴトガイド」で食堂「海峡日和」の求人広告を目にしました。「当時は子どもが幼かったので、急な休みも取りやすいことをポイントに選んだ職場で働いていました。その後、娘が幼稚園に上がって時間ができたので、転職を考え始めていたんです」。

転職先を検討する際に河村さんが重視したのは、自分が本当にやりたい業種に就くこと。「生活していく上で、仕事は切っても切り離せません。生涯続けていきたいと思う仕事は何かと考えた時に浮かんだのが、高校生時代にアルバイトをしたファストフード店での楽しい思い出だったんです」。

再び飲食店で働きたい。そう考えていたタイミングで目にした募集内容は、住まいからも近く、勤務時間も娘が幼稚園にいる時間にぴったりだったそうです。同店を利用したことのあるご主人にも応援され、応募してみようと決心。すぐに面接を受けに行き、数日後に採用の連絡を受けました。

家庭の料理ではなく商品であることを意識

厨房スタッフとして働き始めた河村さんの最初の仕事は、提供する料理を覚えることでした。数十種類あるメニューの名前はもちろんのこと、みそ汁や漬物など、商品によって異なる付け合わせのコンビネーションを覚えるのに時間を要したそうです。「メニューによって使用する食器も異なります。どの器を使い、付け合わせには何を用意するのかなど、組み合わせを覚えるのに必死で夢にまで出てきました」。

その後すぐに調理も担当。初めに先輩スタッフが目の前で実演し、続いて先輩に見守られながらすべてのメニューの調理法を覚えていきました。「お客様に提供してお金をいただくので、失敗は許されません。ネギの切り方一つから指導を受け、加熱時間や調味料の使用はレシピ通りに行い、味の均一化を図ります。家庭は家庭、店では店の料理が必要です」。

調理中は完成までのスピード化を意識する一方、なるべく落ち着いて作業することを心掛けているとのこと。特にお客様が並んでいるのが見えてしまうと焦ってしまい調理に悪い影響が出てしまうので、まずは落ち着くよう努めます。近くにいるスタッフと会話をしたり、深呼吸をするだけでも気分がほぐれるそうです。

確認を重ねてミスを未然に防ぐ

産休と育休を経て今年4月から職場に復帰した河村さんは、ホール業務を担当することになりました。

セルフサービスの食堂なので、カウンターでお客様から食券を受け取り、呼び出し用の番号札と交換。厨房にオーダーを伝え、完成すると番号で呼び出します。その際、離れた席で待っているお客様もいるので、大きな声で読み上げ、料理を渡す時には番号札と注文票の番号が一致しているか何度も確認して、渡し間違いを防ぐそうです。

今回の担当業務のコンバートは河村さん自身の希望でした。「ホールの仕事を経験することで、厨房業務に必要な改善点が分かると思ったんです。厨房とホールの連携が良くなれば、結果的にお客様へのサービスの向上につながりますからね」。

ホール担当になって約2カ月。これまでとは違う業務を経験し、できることが増えていく感覚が楽しいと話す河村さん。現在は、複数で来店したお客様の料理をどうしたら同じタイミングで提供できるか考えている最中なのだとか。常に向上心を持って業務に取り組み、サービスの向上に努める彼女の今後が楽しみです。

  • ピーク時に備えて小鉢を用意しておく

  • 料理の完成に合わせてご飯を準備

  • ソフトクリームマシンに材料を投入

  • 番号札を受け取って料理を手渡す

積極的に動いて仕事を楽しむ

河村さんは仕事にとても前向きな方ですね。未経験の作業でも「これどうするんですか」と積極的に質問して取り組んでくれるお陰で、任せられる業務がずいぶんと増えました。当食堂はスタッフが少ないため、各自が臨機応変に複数の業務を行います。ゴールに向かって力を合わせて進んでいくタイプの職場ですので、自分から動ける方なら仕事を楽しめるでしょう。

津軽海峡フェリー 株式会社
食堂「海峡日和」

一番人気の海鮮塩あんかけラーメンをはじめ、地域の食材にこだわったメニューが50種以上そろったフェリー乗り場内の食堂。食事だけの利用も可能で、昼食どきには旅行客だけでなく、地元のお客様でにぎわいを見せる。2010年オープン。

北海道函館市港町3丁目19‐2
TEL.0138‐62‐5435
https://www.tsugarukaikyo.co.jp