シゴトガイド
ホーム求人情報応募・面接のコツインタビュー・記事シゴト図鑑
  1. シゴトガイド
  2. インタビュー・記事
  3. 私が選んだ職場
  4. 地域の人たちから愛されるラーメン店を目指して【麺屋こたろう】

地域の人たちから愛されるラーメン店を目指して【麺屋こたろう】

2024年6月24日公開

私が選んだ職場

学生のころから飲食店で接客業を経験してきた高橋さん。日々たくさんのお客様と言葉を交わすことが、仕事の喜びややりがいにつながっています。

ホールスタッフ/高橋由佳さん(27歳)
札幌市出身。昨年8月に夫である卓也さんと共に当店をオープン。配膳や会計など調理以外のほとんどの業務を担当している。

移住後も得意な接客業で自分の力を発揮

帯広市内に昨年8月にオープンした麺屋こたろうは、じっくり10時間煮込んだスープと豚バラチャーシューの味わいが人気のラーメン店。提供前にさっとあぶり、香ばしく仕上げたチャーシューが、当店ならではの味として親しまれています。こちらのホールスタッフとして来店客を迎え、日々笑顔で接客を行っているのが高橋由佳さんです。

高橋さんは札幌市出身。高校の政治経済の授業で面白さを知り、法律を学ぶために大学へ進学しました。「法律を仕事にしていた父の影響や、政治経済の先生の授業がとても面白くて興味を持ち選んだ学部でした」と振り返ります。大学生のころにいくつかのアルバイトを経験しましたが、選んだのはすべて飲食店の接客の仕事だったと言います。「チェーン店のカフェではたくさんのドリンクの種類を覚えました。絶えずお客様が来るお店で忙しく、大変でしたが思い出深い経験です」。

大学卒業後も飲食業界で働いていた高橋さんに転機が訪れたのは、2022年のこと。夫である卓也さんが暮らす帯広へ、移住することを決めたのです。そうして将来の準備を進めながら、帯広の老舗ラーメン店でアルバイトを始めました。「初めて暮らす場所でしたが、これまで飲食店で働いていた経験を生かして仕事ができました」。共に働く仲間にも恵まれ、得意な接客業で充実した毎日を送りました。

「おいしい」の一言と笑顔が働く原動力になる

夫の卓也さんは、ラーメン店の料理人として15年以上のキャリアがあり、いつか自分のお店を持ちたいという夢がありました。「独立の話を聞いた時は、『楽しそう!一緒に頑張りたい』と思いました」と、すぐに賛成。一緒に働き、お店を支えていくことに迷いはありませんでした。物件選びから内装の打ち合わせ、備品の選定など、新店舗オープンにはたくさんの決めなければならないことがあります。高橋さんも内装のアイデアを考えるなど、お店づくりに参加。落ち着いた雰囲気のお店にしたいという希望が反映された内観になりました。「接客をするという点ではこれまでと変わりはないのですが、やはり自分たちのお店となると責任も増え、たとえ疲れていても背筋が伸びる思いです」と話す高橋さん。営業日は午前9時にお店に入り、11時からの営業中はレジや配膳など調理以外のほとんどの業務を担当。閉店後の仕込みが終わるころには24時になる日もあるそうですが、「おいしい」というお客様の笑顔がモチベーションになっています。「オープン当初はお客様が来てくれるのだろうか?という不安でいっぱいでしたが、間もなくオープン1年を迎える今は、お客様を大切に、お店を長く続けて行きたいという思いでいます」。

気持ち良く過ごしてもらうためにできることを

長く飲食店で接客を経験してきた高橋さん。厨房に立つ卓也さんも「覚えも早くて、手際が良い」とその仕事ぶりを評します。そんな高橋さんが特に大切にしているのは、お客様が入店から退店まで気持ち良く過ごしてもらうためにできることを実践していくという点です。「例えば仕事中のランチタイムに一人で来店する方と、お子様連れでは接客のニーズが異なります。お客様に応じたお声掛けや気遣いを忘れずに接客をしていきたいです」。混雑時には待ち時間が発生することもあるため、素早く細やかな接客を目指しています。「接客の魅力は、お客様の声を直接聞くことができるところだと思います。今後も当店のラーメンやサービスを通して、たくさんのお客様とコミュニケーションを取っていきたいです」。プライベートでも定休日には他の飲食店を訪れ、接客のヒントを得たり、ラーメンを食べる機会も多いという高橋さん。地域の人たちから愛され続けるお店づくりへの挑戦は、まだ始まったばかりです。

  • 昨年8月にオープンしたばかりの店内。内装は「落ち着く空間」がテーマになっている

  • 「接客は笑顔と声掛けを大切にしています」と高橋さん

  • 一番人気の「極味噌ラーメン」。管外や道外からの来店客も訪れている

居心地のよいアットホームなお店です

当店は昨年8月にオープンしたばかりのラーメン店です。お客様がまた来たくなるような味を追求し、定期的に新しいメニューにも挑戦していきたいと考えています。お客様に対してはもちろんのこと、一緒に働くスタッフたちにも居心地のよいお店でありたいです。今後も長く営業していけるよう、地域のお客様に愛されるお店を目指しています。

麺屋こたろう

昨年8月にオープンしたラーメン店。地域のお客様から愛されるお店を目指し、気持ちの良い接客に力を入れている。じっくり10時間煮込んだスープと豚バラチャーシューの「極味噌ラーメン」が人気。

北海道帯広市西3条南28丁目20
TEL.0155‐26‐6520