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マスク越しの表情をヒントに、お客様のイメージを形にする【株式会社プリントハウス】

2022年3月14日公開

私が選んだ職場

昔から絵を描くのが好きだった伊勢さん。広告やポスター作りに関わりたいと思い営業スタッフとして印刷会社に就職。未経験の業務に刺激を受けながら印刷の「いろは」を学んでいきます。

営業開発部/伊勢梨奈さん
勤続1年目。函館市出身。経験のない業務や、これまでに接点のなかった業界の人と会って話すことを楽しめる好奇心の持ち主。休日は動画配信サイトで韓国ドラマや映画を鑑賞してリフレッシュ。

3カ月の研修期間で、しっかりと基礎を学ぶ。

昔からイラストを描くのが好きだった伊勢さんは、短大を卒業後、地元の印刷会社「プリントハウス」に就職しました。「将来の進路について考える中、広告やポスターなど媒体作りに興味を持ったんです。当社には学生時代にキャリア研修で訪問したことがあり、社内の様子が分かっていたことも志望の要因の一つでした」。
入社後の研修期間はおよそ3カ月。印刷の工程や、紙の種類などについての勉強と並行して、お客様との打ち合わせに向かう上司に同行。広告のデザインや、見積もりの提案、印刷の日程など、納品までの具体的な業務の流れを体感し、営業担当者としての基礎を学んでいきます。
時には伊勢さんがメインとなって商談を始めることもあり、上司のサポートを受けながら少しずつ経験を積んでいったそうです。「最初のうちは専門用語が出てこなかったり、想定外の質問に慌てることもありました。うまくできなくても落ち込んだりはせず、『自分はまだ新人なのでしょうがない』というマインドで取り組んでいましたね」。

リストアップして、計画的に営業を掛ける。

その後、営業スタッフとして一人で動くようになった伊勢さんは、主にフリーペーパーの広告営業を担当。企業や個人店へ手当たり次第にアタックするのではなく、事前にしっかりとリストアップした上でアプローチするそうです。「媒体となるフリーペーパーでは毎号特集があり、テーマに関連する企業をリストにしてから連絡を取っています。その際、第一印象が大事なので、声を少し高めにして、明るく振る舞うことを心掛けていますね」。
訪問した先では、すぐに本題に入ることもあれば、世間話をして場の雰囲気を和らげてから始めることもあるとのこと。コロナ禍でマスクは必須、表情を読み取りづらい状況が続きますが、目の動きと声色を頼りにベストな対応をその場で考えます。「例えば、ビジネスの話の中に、最近食べた料理の話題など自分のことを話すことで、リラックスした打ち合わせが進められます」と伊勢さん。高校生のころから4年間続けたファストフード店での接客経験が役立っていると分析。また、打ち合わせ中にレイアウトの素案を描いて説明することもあり、これまでの経験や特技を生かせる職場だと感じているようです。

要望をしっかりと聞き、質の高いプランを提案。

入社してまもなく一年。これまでに大きな失敗こそ経験していませんが、それは上司や先輩が、常にチェックをしてくれているお陰、「業務全体の1割もマスターできていないので、まだまだ勉強が必要です」と語る伊勢さん。営業先では予算や納期、仕様など、相手の希望をしっかりと聞いて必ずメモ。また、「こんなのは作れないの?」という質問には、上司に相談する旨を伝えて一度持ち帰り、より作り込んだ提案が行えるようにしているそうです。
そんな伊勢さんの今後の目標は、営業マンとして自分にしかないものを探して磨きをかけること。かつての上司から「営業職にはマニュアルがない分、個性や人柄が重要」と言われたことを思い出しながら、自問自答。今日も明るく元気な声でお客様の元を訪れます。

  • 情報収集のため新聞には必ず目を通す

  • デザイナーにお客様のイメージ伝える

  • 書類を確認しながらお客様からの問い合わせに答える

  • 不明な点はすぐ上司に確認

  • 案件ごとに書類を整理

幅広いジャンルのお客様に備えて知識を蓄える。

名刺を例にとっても分かるように、ほとんどすべての業界の人と関わるのが印刷会社の特徴です。特に当社の場合は扱う製品が紙媒体だけではないので、お客様に提案する幅広い知識を持つことが、お客様へのより良いサービスにつながります。ペーパーレス化が進む中、私も上司から「既成概念にとらわれるな」と教わってきましたが、伊勢さんにもいろいろなことに興味を持ってもらい、次の仕事に備えてほしいですね。
営業開発部 主任/平野公史さん

株式会社プリントハウス

1984年創業の総合印刷会社。名刺や封筒、パンフレット等の一般印刷物から、看板、ホームページの作成、店舗の内装デザインなど、紙媒体以外の商品も積極的に提案。「ダテパー」、「はこだてらぁーめんガイド」など、市民に人気のフリーペーパーも発行。

北海道函館市日乃出町18-1
TEL.0138-54-1551
http://print-house.jp/