私が選んだ職場【萬屋（よろずや）七重浜店】

転職を考えながら働いていた佐々木さん。仕事帰りに手にした「シゴトガイド」で通い詰めているショップの求人広告を見つけて転職を決意。同じ趣味を持つスタッフやお客様と関わりながら更に職場愛を育んでいきます。

生命保険の販売スタッフとして働いていた佐々木さんでしたが、ある日転職を考えるようになります。「当時勤めていた会社は営業成績に応じて給与が変わるシステムでした。もう少し計画的に収入を得られる職場はないかとシゴトガイドを見ていた時に『萬屋 七重浜店』の求人が目に留まったんです」。アニメや釣りが好きで、普段から頻繁に利用しているお店の求人とあって、興味は増すばかり。いつか好きなものに囲まれながら仕事をしたいと思っていたこともあり、ついに面接を受けてみようと決意します。
面接から一週間後、採用の知らせを受けて転職が実現。研修期間が始まり、最初に携わったのはレジ業務でした。高校時代にコンビニでアルバイトをしていたので接客についてはすぐに勘を取り戻したそうですが、中古商品を扱うお店ならではの応対があることを知ります。「当店のようなリサイクルショップの場合、後々のクレームを回避するためにも、中古品で小さな傷があることや、動作確認が取れていないことなど、会計時に説明して承諾を得た上で販売します」。商品によって説明する内容も変わってくるので、店内の商品についてはジャンルを問わず知っておく必要があり、覚えるのが大変だったと入社当時を振り返ります。

レジ業務にも慣れてきたころ、新たに買い取りの業務にも携わるようになります。「お客様が持ち込んだ品を査定して値段を付けます。自分が知らないメーカー品も多く、思った以上に高価なものもあるので、インターネットを使って商品の詳細を必ず調べるようにしています」。海外のブランド品など高価なものは専門スタッフに確認するポイントを教わりながら査定を遂行。アイテム数が多かったり、査定時間が長引きそうな時には、電話で終了したことを伝えるサービスの案内や、LINEを利用したオンライン査定の使用を勧めるなど、お客様に負担が掛からない方法を提案するそうです。
更に、品物を確認する際には、取り扱いに十分注意することも重要だと佐々木さんは言います。「実は査定業務を始めたばかりのころ、買い取り前にお客様の持ち込んだ器を割ってしまったことがあるんです。お客様にとっては思い出の品。取り扱いには細心の注意を払っています」。

入社してから3年目。現在、家電売り場を担当する佐々木さんの目標は、ワクワクする売り場を作ること。「一般的なお店とは違って、当店では同じ商品がずらっと並ぶということはほとんどありません。商品の種類や作られた時代もさまざまで、『こんなものまであるの！』と見ているだけで一日楽しめるようなお店にしたいですね」。
そのために重要になるのが商品のトレンド。今何が流行で、SNSではどのようなことが話題になっているのかを常にチェック。家電や携帯電話など新しい商品を入荷した時には、お客様に説明ができるように操作方法だけでなくスペックもしっかりと確認しておくそうです。更に、お客様の気分を高めるために商品のディスプレイにもこだわります。「てんこ盛りになるくらい商品の数を増やしたいんですけど、見た目がごちゃごちゃしないように奇麗なラインを意識しつつ、手書きのポップでリズムを作って並べています」。
好きなものに囲まれ、毎日出社するのが楽しみと笑顔で語る佐々木さん。職場への愛を更に大きく育てながら、「お客様をワクワクさせるためにスタッフもワクワクしよう」という会社のコンセプトを今日もしっかりと実践しています。