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人生の輝く瞬間を写真で切り取りお客様のご家族みんなに喜んでいただく【写真工房ぱれっと 函館店】

2024年3月11日公開

私が選んだ職場

写真撮影が趣味の父親の影響で高校生のころからカメラを持ち歩くようになった日比野さん。一度は写真と無縁の業界に就職しますが好きなことを仕事にしたいという思いが募り転職を決意。記念写真を撮るカメラマンとしてデビューします。

店長/日比野 航さん(29歳)
千葉県出身。高校生のころから趣味で風景写真を撮り始め、大学時代にはボート部に所属。北海道が好きで、特に富良野の牧歌的な風景は毎年通うほどお気に入り。2年前から函館店の店長を務める。

営業職からものづくり系の仕事へキャリアチェンジ

東京の大学を卒業後、札幌でシステム営業の仕事を3年ほど続けていた日比野さんは、転職を考えるようになりました。「前職の赴任先として初めて訪れた北海道がとても気に入ったんです。このままずっと道内で暮らしたいと思うのと同時に、自分が好きなことを仕事にできないかと検討することが多くなったんです」。

昔からクリエーティブな作業が好きだった日比野さんは、チャレンジするなら20代のうちに実行しようと、新たな職場探しを開始。「当初は広告関連の会社に的を絞っていましたが、趣味で楽しんでいたカメラも、広い意味ではものづくりの一つに入ると気付いたんです。そこでスタジオカメラマンという職業も選択肢に加えました」。

転職先探しを再開したところ、七五三や成人式など記念写真の撮影サービスを提供する写真工房ぱれっとの求人情報を入手。募集要項に書かれた「未経験者歓迎」の言葉にも背中を押されて応募することにしました。

職場見学を願い出て業務内容を把握

風景を被写体に写真撮影を楽しんできた日比野さんにとって、人物を撮る機会はほとんどありませんでした。「どんな環境で作業するのか未知だったので、丸1日職場見学をさせてくださいとお願いしたんです。採用も決まっていないのに快く応じてくださり、撮影の様子からバックヤードまで、くまなく見ることができました」。

見学するまでは、単に写真を撮る仕事というイメージを持っていましたが、衣装やヘアメイク、撮影後のフォトブック作成など、撮影にかかわる複数の業務があることを認識。事前に心の準備ができたお陰で転職への不安もなくなったそうです。

ひと月後、写真工房ぱれっとに入社した日比野さんは、札幌のスタジオで人物を撮るための基礎的な技術を学んでいきました。撮影する対象によって社内規定があり、ベビー、七五三、成人式、ブライダルと段階を踏んで試験を受け、合格して初めて撮影できるそうです。「記念写真ですのでお客様の笑顔を撮るのが基本です。雰囲気と空間づくりがとても重要で、赤ちゃんや小さなお子様の場合には付き添いの親御さんにも声を掛けながら自然と笑顔になる状況を作ります」。

自らの成長にやりがいを感じる

一方、必ずしも笑顔だけがシャッターチャンスではないと日比野さんは言います。「例えば赤ちゃんの場合、軽く握られた小さな手や泣き顔も、切り取り方次第では可愛いワンショットになります。先輩が撮影する様子や過去の作品を見て引き出しを増やすことで撮影技術も上がっていきます」。

デビュー当時には、撮影したお客様から別のカメラマンに変えて欲しいと言われ、自分の未熟さを痛感した経験もあったそうです。それでも技術の習得に励み、経験を積んできた努力が実を結び、今ではお客様に満足していただける写真を撮れるまでに成長。「カメラマンとしての成長を実感できるのがこの仕事の魅力の一つですね。もちろんすべての原動力は、お客様に喜んでいただくことです。『この店にお願いして良かった』と言われた時には達成感も大きく、それが一番のやりがいです」。

札幌での勤務を経て、2年前からは函館店の店長を務める日比野さん。今後は後輩カメラマンに自分の技術を伝えていく役割を担いますが、撮影技術だけではなく、写真を撮る行為そのものを楽しいと感じるスタッフの育成にも力を注ぎたいとのこと。「楽しい雰囲気に満ちた空間を作るためには、スタッフ自身の楽しむ心が欠かせません」。笑顔を絶やさずに話す店長の言葉の端々に、記念日にふさわしい写真を撮るためのこだわりを感じました。

  • 子どもを楽しませながらシャッターチャンスを待つ

  • 構図を思い描きながら配置を調整

  • 撮影に入る前に衣装やイメージについて最終確認

しっかりと考えて練習する

当社では小さな子どもを撮ることが多いので、「可愛い」を探す練習を重視します。人形をモデルに、どう撮ったら可愛いか考えながら見本を作り、先輩のアドバイスを受けながらセンスを磨いていきます。練習はライトを当てる角度や被写体に対するカメラのポジショニングなど、しっかりと考えながら行うと理論が分かるようになって上達スピードもアップしますよ。

写真工房ぱれっと 函館店

「写真を見返す時間が、家族の大切な時間になるように」という願いを込めて、人生の掛け替えのない瞬間を写真にする撮影スタジオ。オンラインでの無料相談サービスの提供で、遠方に住む家族も気軽に打ち合わせに参加。お客様の要望にきめ細かく対応する。

北海道函館市昭和1丁目29-7 昭和タウンプラザB棟 2F
TEL.0138-40-6661
https://www.studio-palette.com/