成長を実感し、やりがいを感じながらお客様の心に残るサービスを提供する【ベビーフェイスプラネッツ 函館店】

通い慣れたカフェレストランで希望していた接客の仕事を始めた山下さん。毎日教わることを消化するのに精一杯だったという見習い期間を経て、後輩に仕事を教える立場へと成長していきます。

大学2年生の春、アルバイト先を探していた山下さんは、以前からたびたび利用していたベビーフェイスプラネッツ 函館店でスタッフを募集していることを知りました。「黙々と作業をする仕事よりも、人とかかわる接客の仕事がしたかったんです。お気に入りのお店で雰囲気も分かっているという安心感もあったので応募しました」。

ホール担当としての採用が決まり、ワクワクとした気分で出勤した山下さんでしたが、勤務初日に想定外の試練を受けることになりました。「客席に料理を運んだところ、お客様がお皿の中のジャガイモの皮をばんそうこうと見間違えて『異物が入っている』と注意されたんです。すぐに先輩が対応してくれましたが、笑顔で接客する場面ばかり想像していたので、驚いて泣いてしまいました」。

極めて稀なケースでしたが、この件が気を引き締めるきっかけとなり、料理を提供する際にはしっかりと確認する癖がついたそうです。

ホール係の業務は、配膳や片付けを行う「フードサーバー」の他、オーダーを取る「CS（カスタマーサービス）」、席を案内する「エスコート」、デザートやドリンクを作る「ドリンカー」の4つがあり、山下さんはドリンカーを除く3つを担当しています。「最初はフードサーバー係からスタートしました。スムーズに動けるようにテーブル番号と位置を覚え、出来立ての料理をお客様に運びます。テーブルを片付ける際には忘れ物のチェックも行い、過去に何度か走ってお客様に届けた経験があります」。

続いて担当したのがCSでした。メニューの種類が多く、サイズも4段階に設定されていたので、慣れるまでに半年かかったそうです。また、通年提供しているグランドメニューの他にシーズンメニューも登場するので、覚えることが次から次に出てくる感覚だったと言います。

注文を受ける時は商品名の復唱を必ず行い、メニューを指差して「こちらですね」と確認します。「例えば、明太子クリームを使った料理にはパスタとオムライスがあります。開いているページとは違う料理を注文するお客様もいらっしゃるので、指差し確認をすることでオーダーミスを防ぎます」。

始めた当初は教えられたことを消化するのがやっとだったという山下さんも、3年の経験を積んだ現在は後輩を指導する教育係としても活躍。自らのデビュー当時を思い出し、「こんな風に説明すれば理解しやすくて頑張れるだろう」と、教わる側の身になってアドバイスすることを心掛けていると言います。「覚えることがいっぱいで慣れるまでは大変ですけど、経験を積めば積むほどいろいろできるようになっていきます。自分の成長が実感できるので、やりがいを感じながら働ける職場です」。

時にはお客様から「おいしかったよ」、「ありがとう」と声を掛けられることもあり、その一言がとてもうれしくて励みになっているそうです。

大学卒業を目前に控え、今春から新社会人として歩み始める山下さん。卒業後は飛行機のCAとして働くことが決まっており、「この3年の間に培った経験を、新たな職場でも生かしていきたいです」と意気込みます。自信を持ってお客様に対応する姿がまぶしく感じました。