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お客様にとっても、自分にとっても「居場所」となる接客をしていく【旭川高砂台 万葉の湯】

2022年11月7日公開

私が選んだ職場

高校卒業後、建築関係の専門学校へ入学し、大工を目指した成田さん。建設会社に入社し現場で働くうち、もっと多くの人たちと話したいという思いに気付き、接客業に転職します。ステップアップを繰り返したどり着いたのが、旭川高砂台 万葉の湯でした。

ホール接客グループ ホール担当/成田佑人さん(30歳)
北見市出身。スマホゲームが日々のリフレッシュ方法。勤務する食事処のお勧めメニューは担々麺。

自分の心に正直になる接客の世界へ方向転換

建築の専門学校を卒業後、建設会社に入社し大工見習いとして現場に出た成田さん。憧れの職業で一人前になることを目指していましたが、限られた人間関係の中で働くうちにもっといろんな人と話したいと考えるようになります。次第に接客業に対する思いが強くなり、1年ほどで建設会社を退職。接客の基礎を身に付けるためにコンビニでアルバイトを始めます。「どのお客様に対しても丁寧に接することを心掛けていて、お客様の笑顔を見た時にやりがいを感じましたし、自分に合ってると確信しました」。

自信をつけた成田さんは、ステップアップとして阿寒のホテルでレストランのホールスタッフとして働き始めます。コース料理やドリンクを提供し、時には厨房とホールの橋渡し役として他のホールスタッフへ配膳の指示を出すこともありました。「料理をお出しするタイミングは非常に重要で、どこまで食べ進めているかを把握する必要があります。多くのお客様に気を配るのは大変でしたね」。ホテルということもあり、コンビニでは学べなかった立ち居振る舞いや言葉遣いが身に付き、接客スキルが向上しました。その後、次のステップとして選んだ新天地が旭川高砂台 万葉の湯でした。

配膳や接客だけでなく新メニューも考案

ホテルのレストラン以上に幅広い世代が訪れる温浴施設の食事処。そこで食事と癒やしを届けることに面白さを感じたことが現在の職場を選んだ決め手になりました。業務内容は前職とほぼ同じだったため経験をそのまま生かして働き、注文を受ける際には必ず復唱確認をするなど間違いのないよう努めます。しかし以前、オーダーに気付かずお酒の提供が遅れてしまったことがあるそうで「その時にお客様の様子はもちろん、周囲を確認することの大切さを再認識しました」。この出来事が自身の成長につながったと言います。また、お勧めを聞かれた時に自信を持って答えたいと、勉強のためにすべてのメニューを実食。お客様へ自分の言葉でおいしさや特徴を伝える努力も惜しみません。

ホールスタッフはデザートやドリンク作りも担当。成田さんは決められた分量で見本通り奇麗に盛り付けることや、アイスクリームを使ったメニューなどは溶けないよう手早く短時間で提供することを心掛けています。最近ではドリンク・デザートのメニュー開発にも携わらせてもらえるようになり、新メニューの「コーヒーゼリーモカ」は成田さんが考案したのだそう。「食べ歩いた他店のメニューを参考にしながら作りました。ストローで吸うのですが、食感と飲みやすさを工夫してゼリーを細かくしたり分量のバランスを変えたりと試行錯誤を重ねましたね」。

「名は体を表す」接客を目指す

ある日、成田さんは上司から「食事処の利用を促す館内アナウンスをやってみないか」と声を掛けられます。普段はフロントスタッフが行う業務に「最初に聞いた時は『え、本当にするの?』という思いでした。実際にやってみると自分の想像以上にうまくできて褒められましたね」。事務的なアナウンスに聞こえないよう意識しているのは、抑揚を付けて強調したり聞き取りやすい発声を行うこと。読み上げる原稿も自分で作成していると言い、どうすれば食べたいと思ってもらえるかを考えて、おいしさや魅力を伝えています。

成田さんが仕事の中でいつも大切にしているのは「自分の名前の通りに職務を全うする」こと。「人偏に右に人と書いて『ゆうと』と読みます。お客様の右腕のような、考えをくんでサポートする、そんな人になりたいと思っているんです。それこそが接客なのだと解釈しています」。温浴施設の中の食事処として癒やしや和みを与えられる仕事でなければならないと考える成田さん。お客様から掛けられる「おいしかったよ」の声と笑顔を励みに、今日もくつろぎを提供しています。

  • お勧めを聞かれて答える成田さん。注文後は必ず復唱確認を行う。

  • 少しつぶすように巻いていくのが、ソフトクリームを奇麗に盛り付けるコツ。

  • フロントで館内アナウンスを行う。自作の原稿で食事処をPR。

おもてなしの心を大切に

飲食グループ 厨房主任/宮川憲輔さん

当館で長く働いてもらうために、スタッフの声を聞き作業の不満や問題点の解決に取り組んでいます。働く上で大切なのは、ホスピタリティです。お客様であってもスタッフ同士であっても、常に前向きな姿勢で相手に尽くし笑顔にしようという気持ちが活躍や成長につながります。喜びややりがいを見つけられると、仕事って楽しいと感じられますよ。

旭川高砂台 万葉の湯

万葉倶楽部株式会社が運営する「つかる」「憩う」「食べる」の3要素が充実した温浴施設。23時間営業で、朝まで癒やしとくつろぎを提供している。

北海道旭川市高砂台1丁目1‐52
TEL.0166‐62‐8910
https://www.manyo.co.jp/asahikawa/

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