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現場と事務、どちらも楽しく大変だと思ったことがありません【ナーシングホーム花さとか】

2022年10月24日公開

私が選んだ職場

高校時代からアルバイトをしていた旭川市内の大型ショッピングセンターに就職した荒さん。その後、事務員として病院に勤務したことがきっかけで、介護職と出合います。ナーシングホーム花さとかでは、過去の経験を生かして現場をまとめる施設長として勤務しています。

施設長/荒 さゆりさん(43歳)
旭川市出身。甘いものに目がなく、特に生クリームを使ったスイーツが大好き。

興味を持って介護職に挑戦

高校生のころ、旭川市内の大型ショッピングセンターでレジ業務のアルバイトをしていた荒さん。総合案内所の業務に憧れていたと言います。その熱意が伝わり高校卒業後に正社員へ昇格、総合案内所への配属が決まりました。案内所では迷子の案内やクレーム対応、商品のラッピングに発送など、業務は多岐にわたります。どの場面においても、心掛けていたのは「常に見られている」という意識。「いつも笑顔でお客様と接し、いろいろな方々と関われたことが自分の成長につながりました」。アルバイトを始める前は人と話すのが得意ではなかったそうですが、時間をかけて克服。人との接し方はその後にもつながる学びになったと言います。

事務作業にも興味を抱いていた荒さんはその後、兄の紹介で病院の医療事務へと転職。そこで介護の仕事に触れたことでヘルパーとして働きたいと考えるようになります。退職後、ホームヘルパー2級(現在の初任者研修)を取得。「耳の遠い方には聞こえやすいほうから話し掛けたり、認知症の方には天気に関する話題や答えやすい質問からしたほうが良いなど、さまざまなことを教わりました」。それからは約11年にわたり介護老人保健施設やグループホーム、訪問介護といった多様な職場を経験してきました。

目線を合わせて考えを感じ取る

住宅型有料老人ホーム 花さとかⅠで働き始めたのは去年の10月のこと。明るく落ち着いた印象で、子どもを連れて働けるというのが選んだ決め手の一つでした。しかし、結婚や出産・子育てで7年程ブランクがあり、不安だったと言います。「初めは心配でしたが1週間程で感覚が戻ってきました。ただ身体介護では、支える箇所のコツがつかめず、こちらは1カ月かかりましたね」。その後、新施設ナーシングホーム花さとかの開設に合わせて今年1月に異動しました。

日々の業務は入浴介助や排せつ、掃除、食事介助、口腔ケアなど生活の一部や体に関わること全般。コミュニケーションを取る時に心掛けているのは入居者様の目線に合わせることだと言います。「目や表情でどんなことを考えているのか感じ取ることができます。日によって機嫌や体調が変わりますし、声掛けの反応を見たりしながらサービスを行っています」。他にも話し方やご飯の食べ方、歩行状態などに変わりはないか常に気に掛けているそう。一方、スタッフ同士の場合は、「引き継ぎの時に、情報量が多くなって混乱させないように大事な要件だけを選んで伝えています」とのこと。作業状況をよく見て、声を掛けるタイミングにも気を配っていました。

多くの人と関わりながら計画書を作成する

今年4月に正社員と同時にサービス提供責任者になった荒さん。これまでの介助業務に加えて、スタッフの作業実績のチェックや介護給付費を国民健康保険団体連合会へ請求するレセプト業務、施設内の会議で入居者様のケアプランを検討するといった業務を行っています。また、新規の入居者様が暮らす場合の介護計画書の作成も業務の一つ。入居するまでにはケアマネジャーと相談したりご家族の要望を反映したりと、細かい部分を詰めて方向性を決めていくと言います。「介護保険の範囲内でできることに制限があるので、入居者様にとって何が一番大事なのか、どんなサービスを求めているのかジャッジしています。その上で目標を設定して支援内容を定めるのが難しい部分です」。

この仕事をする中で一番大切にしていることは、全員にあいさつをすることと笑顔でいること、そしてみんなを笑顔にすることだと話す荒さん。「明るい職場を作っていきたいと思っています。開設当時と比べてスタッフ同士助け合って連携が取れる体制ができてきているので、より働きやすく、入居者様が過ごしやすい場になるようみんなで作り上げていきたいです」。10月からは施設長として全体をまとめる立場になり、気持ちを新たに毎日の仕事に臨んでいます。

  • 入居者の方との会話が特に楽しい時間と話す荒さん

  • パソコンでレセプトにつながる実績のデータ入力を行う

  • 看護師スタッフと入居者の体調など情報を共有

就業時間は人それぞれです

当施設は、未就学のお子様がいればお迎えの時間を考慮するなど、個々のライフスタイルに合わせて就業時間を設けています。体力に応じたシフトを組んだり、希望通り休めるといった長期間働きやすい職場環境です。また、研修も充実していて、介護職を目指す方、なったばかりの方、それぞれのレベルに合わせた知識指導を行っているため、未経験でも安心して働けますよ。

総施設長/掛村元輝さん

ナーシングホーム花さとか

株式会社花さとかが運営する、介護の他看護師を中心とした医療提供やみとりを行う老人ホーム。姉妹施設として花さとか1、花さとか2、花さとかカトルセゾンがある。

北海道旭川市東光8条5丁目3‐5
TEL.0166‐74‐5956
https://www.hanasatoka.jp/