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「もっと知りたい」と興味を持って取り組める刺激的な仕事【北海道大雪地域アクティビティセンター】

2022年10月17日公開

私が選んだ職場

京都の大学に進学し、北海道を離れたことで地元の良さに気付いた寺崎さんは、卒業後旭川に戻って就職します。学生時代に培った英語力や観光の知識を生かしながら、現在は旭川を訪れる観光客のアクティビティ利用をサポートしています。

案内員 調査員/寺崎由依菜さん(26歳)
旭川市出身。一度好きになると飽きるまで続けるタイプ。現在は種なしブドウにはまり、毎日食べている。

飛行機に興味を持ち、楽しんでもらえる企画を考える。

高校2年生の時、交換留学先での交流を通じて語学に興味を持った寺崎さん。卒業後、京都の大学に進学し英語を学びます。「毎年旭川に帰省するたびに自然が多くていいな、暮らしやすいなと、地元の良さを再認識したんです。就職するなら北海道に戻りたいと思うようになりました」。大学で観光系のコースを選択していたことや周囲の影響で航空関係に興味を持ったこともあり、就職先に選んだのは空港を運営する地元企業でした。

入社して配属されたのは、イベントの企画・運営を行う部署。飛行機や空港に興味を持ってもらおうと趣向を凝らします。「どんな企画が響くのだろうかといつも悩んでいました。でもその分、自分が考えた企画が採用されてお客様に楽しんでもらえた時はうれしかったですね」。しかしその後コロナ禍となり、社会的にイベントの自粛や制限といった空気が強くなっていきます。みんなで一つの物を作り上げる企画がしたいと考えていた寺崎さんでしたが、先の見えない状況になったことで退職を決意。その後、ひがしかわ観光協会での勤務を経て、今年7月から現在の職場である北海道大雪地域アクティビティセンターで働き始めました。

正しい情報を伝えることを常に心掛ける。

同センターでは大雪エリア(旭川と近郊7町)で体験できる、ラフティングやスキーといったアクティビティを案内しています。その中で寺崎さんの主な業務は、レンタサイクルでの自転車の貸し出しやSNSでの情報発信です。自転車はカウンターで申し込みや支払いの手続きを行った後、お客様が希望するタイプの車両を準備して乗車前のチェック。貸し出したら利用者情報を記録し、自転車が返ってきた後は除菌とメンテナンスを行います。「最も大事なのはお客様の安全です。ヘルメットをお渡しすることはもちろん、けがや事故のないように空気圧の確認といった整備や知識の習得は欠かせません」。

また、安全と同様にコミュニケーションも重要です。お客様との会話の中で奇麗な景色が撮れる場所や、旭山動物園までの距離と時間などの質問を受けることもあると言います。「私が気を付けているのは、正しい情報を伝えるということです。返答に困った時は必ず他のスタッフに確認しています」と寺崎さん。外国人観光客に対応する場合は大学での学びが生かされる場面ではありますが「言葉だけで正確に伝わっているのか分かりませんので、ジェスチャーも交えるようにしています」と、情報を正しく伝えることを心掛けています。

伝わりやすさを意識してSNSで発信。

目の前のお客様を案内するレンタサイクル業務に対し、旅行を検討している未来のお客様に向けて大雪エリアの魅力を伝えることも大切な業務。同センターでは大雪エリアのアクティビティを特集するオリジナルの記事を作成しています。施設の運営団体やイベントの主催者に話を聞き、写真を撮ったり提供してもらうなどしてSNSで発信しているそう。その際に寺崎さんが心掛けているのは、一文をなるべく短くすること。「伝えたいことはたくさんあるので全体的な文章量は多くなる場合もありますが、読んで分かりやすくするよう努めていますね」。同じ紅葉の記事であっても切り口を変えるなど似てしまわないための工夫をしているそうです。また最初に目に飛び込んでくる写真は、インパクトが大事だと言い、「投稿する時は引き込まれるような、いわゆる『映える』写真を1枚目に選んでいます。撮影する時にも明るさや鮮やかさを意識しているんです」とのこと。投稿した記事に対する反応が新たな発見や学びにつながっている、とほほ笑みます。

今後はツアーやイベントに携わったり現地に赴いて取材をしたり、冬には新たなアクティビティを発信する予定もあるなど、初めての経験が続くと言います。これからもアクティビティと深く関わりながら、自然と触れ合う楽しさを寺崎さんらしく発信していくことでしょう。

  • 自転車レンタルの受付でにこやかに説明する。

  • レンタル後の自転車をメンテナンス。既定の数値に空気圧を調整。

  • SNSへ投稿する寺崎さん。今後は実体験や取材を基に書くことも増えていく。

観光客が戻りつつあります。

担当主事/金子幸代さん

駅前は宿泊施設が充実していることもあり、当センターは観光客にとって気軽に利用しやすい場所にあります。少しずつ観光客も増えてきていて、今後に期待しています。アクティビティの基礎知識と好奇心や探求心がある方はこの業務で活躍できると思います。大雪エリア内のアクティビティ関連施設とも連携を図りつつ、当センター独自の情報を発信していきたいですね。

北海道大雪地域アクティビティセンター

大雪エリア(旭川市・鷹栖町・東神楽町・当麻町・比布町・愛別町・上川町・東川町の1市7町)のアクティビティを発信。レンタサイクルは観光客を中心に利用され、市内の魅力の周知に一役買っている。

北海道旭川市宮下通8丁目3‐1 JR旭川駅 東コンコース前 旭川観光物産情報センター内
TEL.0166‐26‐6665
https://www.atca.jp/icenter/activity-center/