自分自身の気付きや成長によって、外見も内面も磨かれるのが魅力です【スローティ・ラテ 旭川店】

高校時代に現在の職場に客として来店し、施術やスタッフの接客、雰囲気に引かれたことが入社のきっかけとなった菊池さん。持ち前の明るさを武器に信頼を築き、多くのお客様のケアを担当します。

高校生のころ、中華料理店でアルバイトをしていた菊池さんは、厨房にも立ちながらホールをメインに活躍。「お客様に笑顔でお帰りいただきたい」と常に明るく元気な接客を心掛ける中で、表情の大切さを学んだと振り返ります。学業とアルバイトを両立するある日、客としてスローティ・ラテ旭川店を訪れた菊池さん。そこでスタッフの接客やお店の雰囲気、マッサージの技術に引かれます。「もともと高校卒業後は美容関係の仕事に就きたいと思っていました。調べてみるとスタッフを募集していて、しかも『未経験者歓迎』とあり、その一言に背中を押されて応募したんです」。

脱毛や痩身、ボディ・フェイシャルマッサージなど、美容全般を手掛ける同店。菊池さんは入社時期がコロナ禍で、新人を本社に集めての研修が行えなかったこともあり、定期的に旭川店へ社長が来て直々に指導してもらえたそう。「できない原因や解決策を細かく丁寧に教えてくれるので、着実にマスターしていけました」。ボディケアの練習や痩身の機器の使い方、美容の理論、社会人としての基礎マナーなど、知識と技術を習得していきます。初めのうちは掃除や洗濯、消耗品の補充、お客様にお茶菓子を出すといった雑務が菊池さんの仕事。「一日でも早くセラピストとして施術したい」という思いをモチベーションに日々の業務をこなしていました。

施術の練習を行う一方、ヘルプスタッフとして実践での学びも進めます。脱毛では照射後にジェルを取るなど、先輩の横で次の作業に向けた準備を素早く行っていきます。「裏方としてスピーディーかつ丁寧に、先輩とあうんの呼吸で動くことで施術がスムーズになるんです。他にもタオルの掛け方や気遣いといった振る舞いでも、お客様に満足してもらえるよう努めています」。

こうした段階を経て、入社から3か月後には独り立ちを迎えます。一人で行う初めての施術はとても緊張したと言いますが、回数を重ねるごとに緊張は軽減。自信が持てたのは、半年程経った時のことでした。「お客様に目に見える効果が出て『すごく変わった、ありがとう』と、とても喜んでいただけたんです」。

菊池さんがお客様と接する際、特に心掛けているのが「傾聴」。カウンセリングシートの内容を基に施術を行い、悩みを解消していきますが、「マッサージをしながらお話しをしていると、より本質に近い悩みを打ち明けてくれることがあるんです。心を開いてもらうためにも、雑談や身の上話などさまざまなお話しを聞いています」。お客様との会話は施術を成功に導く重要なプロセス。会話の端々に隠れている本音を逃さないよう最後まで聴く意識を持っているそうです。

高卒で入社し、今年で3年目。お客様から親しまれ、売り上げも上位だという菊池さんを「驚異の新人」と同店の本部長は評価します。「人一倍明るく元気でコミュニケーション能力も高いですし、とにかく素直なので吸収力が違いますね」と称賛。全店舗の入社2年目までのスタッフから年間一人だけが選ばれる新人賞に輝き、ベテランセラピストからも一目置かれていると言います。未経験ながらなぜここまで成長できたのか、菊池さんに伺いました。「先輩方の懇切丁寧な指導のお陰、というのが大きいですね。また、私自身も素直さが大事だと思っています。『だって』『でも』は言わず、どんな指摘も一度受け入れて実践してみるほうがしっかり身に付くんです」。更に、ほぼ同期で入社したライバルの存在も大きく「相手に差を付けられないようにお互い切磋琢磨してきました。床磨きや洗濯ですらも負けたくないという気持ちがあったからこそ、ここまで成長できたと思います」。

10月にイオンモール旭川駅前への移転を控え、旭川一のサロンにしようと意気込むスタッフ一同。そんな中菊池さんは店内へ一歩入った瞬間から気持ちを切り替えるプロ意識の下、身も心も引き締めてセラピストの仕事に臨んでいます。