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コミュニケーションを重ねて収集日程を調整。謙虚な気持ちが身に付きました【旭東清掃株式会社】

2022年6月13日公開

私が選んだ職場

高校卒業後、調理専門学校でパティシエの勉強をした松田さん。大手菓子メーカーに就職し、旭川の店舗に配属されます。4年程働いた後、現在の職場へ転職。一般家庭の粗大ごみや企業のさまざまな廃棄物を収集・契約するため、旭川市内を駆け回っています。

営業部/松田直也さん(27歳)
士別市出身。テレビでのスポーツ観戦、特に野球観戦が趣味で大の日ハムファン。推しの選手は伊藤大海投手。

華やかなパティシエの世界で、基本の大切さを学ぶ。

子どものころテレビで観たお菓子に魅了され、パティシエになりたいと思った松田さん。高校卒業後に札幌の専門学校へ進学し、道内大手の菓子メーカーに就職します。入社後に配属されたのは旭川市内の店舗でした。当初はケーキに触ることすら許されず、ひたすら洗い物や掃除をする日々だったそう。「理想とは違う仕事内容に後ろ向きな気持ちになっていましたが、ある日、職場が奇麗であることが商品の出来栄えやお客様の購入意欲につながっていることに気が付いたんです」。それ以来、どんな作業にも手を抜くことなく真剣に取り組むことができたのだと言います。

やがて計量やスポンジ作りといった作業を経て仕上げを任されるようになり、松田さんはそこで丁寧さが何より大切だと学びます。盛り付けたフルーツを液状のゼリーでコーティングしていくのですが、先輩とは違い一つひとつを均一に仕上げられません。「僕からすれば数十個のうちの一つですが、お客様からすれば大切な一個。その意識の差だと先輩に教わりました」。その後は商品開発にも携わり、自身の考えたメニューが商品化されるなどうれしい出来事も経験。しかし、会社の体制が変化したことや自分の技術に限界を感じ始めたこともあり、次第にモチベーションを失っていった松田さんは約4年間のパティシエ生活に区切りを付けることにしました。

営業職に挑戦し、ごみの分類に苦戦しながら成長。

松田さんが旭東清掃株式会社に入社したのは2020年2月のことでした。ドライバーの求人に応募しましたが、大型自動車の免許がないこともあり面接担当から「営業をやってみないか」と勧められました。「正直、どんなことをするんだろうという不安はありました。でもせっかく声を掛けてもらったのだからやってみようと思ったんです」。

同社における営業は、一般的な営業とは異なります。家庭や企業から寄せられる粗大ごみや廃棄物処理の依頼に駆け付け、ごみの把握と収集料金の見積もりを算出。契約が決まれば業務担当や処理場と調整し、回収の手配を行います。分からないことを先輩に聞いたり、実務で経験を積みながら仕事を覚えていった松田さん。難しいのは廃棄物の分類だと話します。「見たことがないものも多く、どのごみに分類されるのか判断に困ることがあるんです。状態によっても金額が変わるので、見積もりにも影響してきます」。お客様とのやり取りでは印象良く、丁寧なコミュニケーションを心掛けて分類や金額について説明。回収する物や企業によっては契約書を作成することもあり、状況に合わせてさまざまな対応を身に付けながら成長していきました。

率先して担当に立候補し、経験を積む。

印象に残っている出来事について尋ねると、失敗をしたエピソードが返ってきました。「線路に敷いてある枕木を回収して処分場まで運んだのですが、『受け入れできない』と言われてお客様の元へ戻したことがありました。管理型混合物として処理すべきものを、木くずで手配してしまったために捨てることができませんでした」。更に、適切な料金区分では金額も倍近く変わるのだそう。「自分でこの区分だと思っても、少しでも不安があれば分かる人に確認を取って、決して一人で判断してはいけないと学びました」。

お客様にも先輩方にもできるだけ迷惑を掛けたくないという気持ちで仕事に臨んでいる松田さん。この会社で成長していくには、件数をこなしていくことが大切だと言います。同社では依頼が入るとビジネス系のアプリを使って社内で情報を共有し、担当を募集。その時に率先して引き受けるようにしています。目下の課題は、あまり得意ではないというコミュニケーション。「相談すればすぐに解決できることも、一人でどうにかしようとしてしまうんです。そういった部分も含めてもっと成長していきたいですね」。苦手なことを少しずつ克服しながら、知識と経験を積み上げている松田さんです。

  • 分からないところや迷った時は、積極的に上司へ相談

  • 地図を見ながら回収先を確認

  • 路肩に車を止め、クライアントからの電話に対応しながらメモを取ることも

分類の知識量が成長のカギです。

営業部 主任/西本尚弘さん

当社は、市内に埋立処分場である「みどりの森処分場」を持っていることが強みです。収集車の台数は地域でトップクラスですので、廃棄物をより早く、より多く収集しに行くことができます。産業廃棄物は多種多様であり、業務をこなすには経験・知識が重要です。松田君のように率先して仕事を引き受ける意欲があると成長できますね。

旭東清掃株式会社

「エコロジーライフ・エコロジーシティ」をテーマに掲げる廃棄物処理業者。廃棄物や資源物の収集に加え、リサイクルセンターやみどりの森処分場を運営し、資源のリサイクルや産業廃棄物の中間処理・埋立処分を手掛けている。

北海道旭川市新星町1丁目1‐9
TEL.0166‐25‐6145
http://www.kyokuto-s.co.jp/

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