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楽しく働ける自分に合った居心地のいい職場【四條庵 東】

2022年5月23日公開

私が選んだ職場

高校2年生の時、深川市から旭川市へ引っ越してきた菊地さん。高校卒業後は旭川市内で食に関わる仕事に就きます。その後、飲食店での接客をいくつも経験し、2年ほど前からそば店で接客をしています。

菊地里美さん(39歳)
室蘭市出身。週に2、3回ミニバレーを楽しみ、汗を流している。人手が足りない時は本店と東店を行き来することも。

飲食店を渡り歩き、接客のスキルを身に付ける。

高校卒業後、自宅と職場が近いことが決め手で食品会社に就職し、工場で働くようになった菊地さん。機械オペレーターとして従事しますが、就職から1年後、友人の誘いや接客の仕事に魅力を感じ、焼肉店へ転職。ホールスタッフとして働きます。初めに研修があり、覚えることも多かったと当時を振り返ります。「お客様からよく聞かれることなので、肉の部位については勉強しました。店員として答えられなければ、お店の信用にも関わりますからね」。また上司は、「接客の良し悪しが来店を左右するから一丸となって働こう」と呼び掛けるなど熱意のある方で、ここでの学びが菊地さんにとって一番影響が大きく、接客の基礎もできたと言います。

その後、別の焼肉店に勤め2年後に社員へ登用されますが、時を同じくして妊娠していることが判明。産休を取り、出産後はパートスタッフとして再び働き始めます。パートでも系列店へ異動することがあり、ラーメン店に勤めたこともあったそう。職場の人間関係も良好で、楽しく仕事をするうちに気付けば15年ほど働いていました。しかしある時、店長が代わったことがきっかけでスタッフ同士の気持ちがバラバラになり、菊地さんの気持ちもお店から離れてしまいます。四條庵で働く知人に相談したところ、東店がオープンを間近に控えるタイミングで、まだ空きがあったことから同店で働くことになりました。

スタッフ同士で支え合い、ミスをなくす。

ラーメン店で働いたことはあっても、そば屋は初めての経験。メニューや作業の段取りなど、一から覚えるのが大変だったと言います。「最初のころはマニュアルを手放せませんでした。また、冷たいそばの単品とセットメニューでは薬味の配置が変わるため、正しい配置を覚えるのに苦労しましたね」。現在はスタッフの一人が描いたイラストを見ながら作業できるため、入ったばかりでも間違えることなく正しい位置に置けるそう。スタッフ同士の工夫で、職場が働きやすくなった事例の一つです。

お客様と接する中で菊地さんが心掛けているのは、「明るい接客」です。「決して無愛想にならず、にこやかに。そうすればお客様からもいい反応が返ってきます。今はマスクをしていてなかなか表情をお見せできませんが、自然と笑顔になってニコニコしているんです」。そしてもう一つ気を付けているのが、「ミスを未然に防ぐこと」。お昼時など忙しくなってくると配膳する席番号を間違えるスタッフもいるため、自分が運んでいない時でも厨房から指示される席番号を聞いて、配膳するスタッフをいつでもフォローできるようにしています。気付いた時に助けに入れる準備を常に怠らないのが菊地さんの流儀です。

新人スタッフに接客のノウハウを伝授。

開店前は、時間との勝負。当番スタッフは開店の1時間前に出社し、一人は掃除、一人は仕込みを行うそうです。例えば大根おろしやとろろをすっておいたり、ネギをカットしたり、セットメニューのみそ汁の準備に加え、そばの下に敷くすだれの片付け、そしてピッチャーへの水の補充。ここまでを1時間以内に終わらせて開店を迎えます。「てきぱき動かないと間に合わないですね。日によっては早めに来ることもありますが、それでも間に合わなさそうな時は掃除担当のスタッフに手伝ってもらいます」。開店後も忙しい場面はいくつも訪れ、スタッフ同士の連携が欠かせないと言います。「例えば、足の悪いお客様のために空きそうな椅子席を見つけ、自分ができない時でも他のスタッフに片付けを優先するようにお願いすることもありますね」。確かなコミュニケーションで多忙な時間を乗り切っているそうです。

働きはじめて3年目。新たに入ってくるスタッフに指導することも増えてきました。 人それぞれ覚え方も違いますが、付きっきりになるのではなく、引いた位置で見守り、折を見て指導していくのが菊地さんのスタイル。「半年では覚えきれないこともあるので、根気よく指導していこうと思います」。接客の世界に長年身を置き、培ってきたノウハウを基に後輩を育てている菊地さんです。

  • 注文時は明るくにこやかに。マスクで声がこもるため、ハキハキと復唱。

  • ネギを刻んで開店準備。常に時間との勝負。

  • お会計のタイミングで食器を片付け、次のお客様のために奇麗に拭く。

フレンドリーで楽しい職場です。

店長/溝口秀樹さん

当店のスタッフはみなフレンドリーで、和気あいあいとしています。飲食店ですから、働く上で大事なのは元気で明るい対応です。人と話すのが好きであればなおいいですし、そういうスタッフが多いのでなじんでいけると思います。オープンして3年目ですが、まだ当店をご存知ない方も多いと思いますので、少しずつ地域に根差していきたいですね。

四條庵 東

2019年に開店した、そば処四條庵の支店。本店同様盛りが良く、肉厚なカツ丼も好評。昼の部も夜の部もにぎわいを見せる人気店。出前にも対応している。

北海道旭川市東4条8丁目1‐10
TEL.0166‐76‐6930

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