シゴトガイド
ホーム求人情報応募・面接のコツインタビュー・記事シゴト図鑑
  1. 旭川シゴトガイド
  2. インタビュー・記事
  3. 私が選んだ職場
  4. 私が選んだ職場【旭川中央交通株式会社 千代田営業所】

私が選んだ職場【旭川中央交通株式会社 千代田営業所】

2022年1月31日公開

私が選んだ職場

高校卒業後、東京理科大学に進学した坂谷内さんですが、好きなことを仕事にするため中退します。一度の人生、いろいろな仕事がしたいと複数の職業を経験する中で、憧れだったタクシードライバーへと転身。今月から旭川市内を走り始めました。

車内は貴重な一期一会の場。到着までに満足を提供する。

乗務員/坂谷内 悟さん(31歳)
東京都出身。幼稚園の時にマージャンを始めて以来、虜になる。来月にはプロ試験を受ける予定で、タクシードライバーと「両面」での活躍を目指す。

好きなことを仕事に。接客を通して苦手を克服。

祖父の影響でマージャンが好きになった坂谷内さんは、大学3年生の時に中退という大きな決断をし、遊技場で働き始めます。「公務員や大手企業に興味が湧かなかったんです。両親と相談して大学を辞め、自分の好きなことを仕事にしました」。遊技場では主にお客様の案内など、接客業務を行いました。元々人付き合いが苦手だったそうですが、お客様に楽しんでもらおうと働く中で徐々に克服。表情や仕草に注目することで、お客様の気分や話したい話題を察しながら、その人に合わせたコミュニケーションがとれるようになっていきました。
その後、「一度きりの人生、いろいろな仕事をしてみたい」と環境を変え、祖父母が暮らす旭川に移り住んだ坂谷内さん。塾講師、居酒屋、カラオケ店と、人と関わる仕事を進んで経験する中で、臨機応変な対応力や連携の大切さ、効率よく働く必要性を学び、市内の遊技場で5年働いた後現在の職場へ転職します。「昔から街並みを覚えるのが好きで、実はずっとタクシードライバーに憧れがあったんです」。ただ、東京で生まれ育った坂谷内さんにとって旭川の冬道は恐怖そのもの。プライベートで慣れてからと考え数シーズン過ごし、昨年11月に人生の新たな一歩を踏み出しました。

安全を第一に考えてハンドルを握る。

二種免許の取得とタクシードライバーとしての研修を終え、乗務員デビューを果たしたのは今年の元日のことでした。坂谷内さんの1日は体温の計測から始まり、アルコールチェック、点呼、車両の点検を経て出発。夕方に戻り点呼と報告、売り上げを計上した後に洗車をして終わります。点呼や点検の時間は先輩方とコミュニケーションを取るチャンスで、分からないことを質問したり、アドバイスをもらったりしているそうです。「皆さん口をそろえて言うのは『事故に気を付けて』ということ。他にも『冷静な運転が大事』『仕事を一つひとつ覚えていこう』と声を掛けてくれました」。
先輩からのアドバイス通り安全運転を一番に心掛けている坂谷内さん。冬道の今は、信号の変わり目をいつも以上に意識したり、排雪が山になって見えにくい交差点は慎重に左右を確認したりしています。また、日によっては運転する車種が変わり、長さや幅の違う慣れない車を扱うことも。そんな時は常に車間距離にも気を配って走行するなど、人を乗せる自覚を胸にハンドルを握っています。

お客様や同僚から、信頼される運転手を目指す。

お客様を乗せた際、過去の仕事で得た経験を生かしながらコミュニケーションを取るという坂谷内さん。言葉遣いやお客様の立場になって考える部分は、大いにプラスに働いているようです。疲れている方や会話を好まない方を表情や仕草から察して、会話は必要最低限にとどめていますが、「どちらかというと、僕は話したくてしょうがないんですよね。頼むから話し掛けてほしいと心の中では常に思っています」と笑います。
坂谷内さんにとって、お客様にサービスを提供して満足してもらうことがタクシードライバーの魅力であり、やりがいだと言います。「お客様一人ひとりに合わせた臨機応変なコミュニケーションが楽しいんです。帰り際に『また呼ぶからね』と言ってくださった時はうれしかったですね」。
入社からまだ間もないため、まずはお客様からも上司や先輩方からも信頼される運転手になりたいと話す坂谷内さん。「毎日同じ業務を行う中で、自分にできることや必要なことは何か、常にお客様目線で考えてプラスになるものを探すことが大事だと思っています」と、成長へのアプローチを教えてくれました。お客様を乗せる度、運賃と共に経験値もいただいている坂谷内さんです。

  • ウォッシャー液やエンジンオイルを出発前に必ずチェック。

  • お客様に目的地を確認してナビを操作。常に丁寧な対応を心掛ける。

  • 営業所に戻り、売上金を投入し日報を読み込ませる。

必要な資格は会社でしっかりサポート。

当社は小型タクシー以外にも、学童や福祉関係の送迎、新型コロナ陽性者などの民間患者搬送といったことも行っています。二種免許はもちろん、民間救急車両を運転するために必要な資格取得も、会社でしっかりサポートします。タクシー業界の30〜40代は、活躍の見込める若手です。お客様第一の運転を心掛けて一人ひとりに満足していただく意識で成長してほしいですね。
主任/北村 彰さん

旭川中央交通株式会社 千代田営業所

小型タクシーから大型バス、寝台福祉車両まで取りそろえ、より幅広い移送ニーズに応える。運送事業の他、警備事業、指定居宅介護事業、人材派遣事業も行う。

北海道旭川市東光1条5丁目1‐2
TEL.0166‐33‐3131
http://www.chuuo-hire.com/