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私が選んだ職場【株式会社朝日M&G】

2021年11月22日公開

私が選んだ職場

昔から車が好きだった太田さんは、複数の業種を経験した後、運送業に転職します。当時の職場は休む間もないくらいに大変でしたが、運転の喜びは何ものにも代え難く同じ職種でステップアップ。現在の会社で働き始めてから約20年が経ちました。

運転が好きで始めたトラックドライバーの仕事。物流を通して社会に貢献する。

配送部 課長/太田淳也さん(42歳)
上富良野町出身。ゴルフが趣味。得意先の人とラウンドすることもある。好きな車はレクサスLS。

自分の「好き」を仕事に。運送業に転職を果たす。

初めて働く経験をしたのがアパレルでのアルバイトだったという太田さん。その後給与の高さにひかれて建築業に就きますが、どうせ働くのであれば自分の好きな「車を運転する」仕事、中でも憧れていたトラック運転手になりたいと、配送業に転職します。入社先は食品や雑貨を扱っており、配送する量も件数も非常に多く忙しかったため、想像以上に大変だったそう。「積み下ろしの効率を考えなければ間に合わない程時間との戦いでした」と当時を振り返ります。そんな中でも、お客様に好印象を与えるために笑顔を心掛けて大きな声であいさつしたり、お客様の要望に丁寧に応えるなど、密なコミュニケーションを心掛けていました。
3年程頑張りましたが、労働環境が改善されず体力的な限界を感じたため退職を選択。それでもトラックの運転自体は好きだったことから、次も同じ職種に就こうとアルバイト旭川(現旭川シゴトガイド)を開いて見つけたのが現在の会社、株式会社朝日M&Gでした。

発注業務の中から、コミュニケーションの大切さに気付く。

入社当時に抱いた印象について「アットホームで温かい雰囲気でした」としみじみ振り返る太田さん。前職と同じ食品の配送ではあったものの、業務内容は違っていたと言います。当時は現在のルールと違い、商品を運ぶだけでなく、各スーパーや量販店で販売する冷凍食品の「発注から陳列まで」が作業の範囲でした。陳列に関しては難しくなかったそうですが、発注には苦労したと言います。「最初はどのくらい売れるのか見当もつかず、全く感覚がつかめなかったので本当に大変でした。先輩に聞いたり毎日発注と陳列を繰り返す中で、どの商品がどれだけ売れるというのが少しずつ分かってきましたね」。
正確な発注に必要なのは、情報。そのことに気付いた太田さんは、先輩方はもちろん店舗の売り場担当者にも協力を仰ぎ、売れ行きや時期的な動向といった情報を仕入れて予測を立てるようになります。「『売れる売り場は、奇麗な売り場』と言われるように、予測ができていると売れ行きにムラがなく、残っている商品が平らな売り場になるんです。予測が甘いと商品が残りすぎたり、少なすぎたりして売り場がガタガタになるので、平らになった時にはやりがいを感じましたね」と太田さん。運動会などイベントの前には発注する数や商品について店舗の担当者と話し合う他、売り場や商品に対してこちらから提案するなどして信頼を深めていきました。

運行管理者として、ドライバーの業務をサポート。

会社の規模が拡大した現在、太田さんは現場を離れ、配車を担当しています。十数種の配送コースに対し人員と車両を管理していく中で心掛けているのは、ドライバーの健康状態。シフトを組む際には退勤後から次の出勤までの間、十分な休息時間が取れるように配慮しているそうです。また、健康診断の結果や毎朝の点呼で健康状態をチェック。何気ない雑談の中から、食生活やお酒の話を聞き出すなど、コミュニケーションは欠かせない手段の一つとなっています。
時には、スポット配送と呼ばれる突発的な依頼が入ってくることもあります。「例えば『今日の夜9時に釧路まで行けますか』というような問い合わせが来るんです。突然の依頼は、相手が本当に困っている時。だからこそ全力で応えてあげたい」と太田さん。イレギュラーな事態に誰も対応ができない時は、太田さんが自らトラックを走らせることもあるそう。使命感に燃える分、達成した時はやりがいを感じると言います。
そんな太田さんの現在の目標は、ドライバー全員の休み希望がかなうシフトづくりと、スポット配送にいつでも対応できる体制づくり。そのためには人材の確保と育成が課題だと、前を見つめます。「運転する出番が減ったことで、ようやく育てるための時間ができました」と太田さん。ドライバーからのシフトチェンジを経て今、ハブとして職場環境の調整を続ける毎日です。

  • 配送のコースや人員を見定めて配送表を入力する

  • 台数表を見て送り先ごとの商品と数をチェック

  • スポット配送の場合、ドライバーに連絡し得意先に寄ってもらうことも

初めてでも手厚くサポートします。

当社では、初心者のドライバーには手厚く指導しています。ゆくゆくは複数のコースを覚えてもらうことになりますが、初めは同乗してトラックの乗り方から配送、届け先の順番を覚えてもらいます。習熟度合によって、独り立ちした後もサポートするので安心してください。物流の仕事は人々の生活に欠かせません。災害時には物資を届けることもあり、重要で誇れる職業です。
専務取締役/佐藤武治さん

株式会社朝日M&G

昭和55年12月創業。旭川を拠点にチルド・冷凍食品の配送、倉庫内の管理業務を行う。安全・安心・安定の3つの「A」で物流を通じて社会に貢献する。

北海道旭川市東7条1丁目2‐6
TEL.0166‐23‐6467
http://www.asahi-mg.co.jp