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私が選んだ職場【めがねのナカムラ 本店】

2021年11月8日公開

私が選んだ職場

農業高校時代、売り手として参加した花の販売会を機に接客業を志した谷本さん。眼鏡の販売を通して接客術はもちろん、臨機応変な対応やフレームの微調整など、さまざまな能力を身に付けていきます。

お客様の喜ぶ顔が、自分自身の喜びになる。

販売スタッフ/谷本香菜さん(28歳)
旭川市出身。休日は家でゆっくり過ごすことが多く、読書やイラストを描くなどしてリフレッシュしている。

接客業と眼鏡、興味が湧いた業界に飛び込む。

農業高校時代、学校で催した花の販売会に売り手として参加した谷本さん。お客様との会話や、自分が育てた花を喜んで買ってくださる姿を見て、接客の楽しさに目覚めました。その後、校内に貼り出された求人票の中に、志望する接客業の求人を見つけます。「それが当社だったんです。普段眼鏡を掛けていないからこそ、興味が湧きましたね。ホームページを見てみると温かい雰囲気が伝わってきて、ここで働きたいと思いました」。
谷本さんは、入社当時の印象をこう話します。「私が抱いていた眼鏡店のイメージでは、一人の方にじっくり接客するものだと思っていました。ですが、配属された店舗はショッピングセンターの中にテナントとして入っていたので、ふらっと立ち寄る方などお客様の出入りが多くて驚きました」。日々多くのお客様と接する中、眼鏡に関する知識がなかった谷本さんは、レンズの度数や視力低下のメカニズム、顔に合った眼鏡の選び方といった基礎知識を学んでいきます。質問したくても先輩が接客中で聞きに行けないことも多く、タイミングを見計らったり空いた時間にまとめて質問したりと、知識だけでなく時間の使い方も身に付けていきました。

親身になって接客し、望みを引き出す。

眼鏡店で最も大切な業務は接客です。「まずは慣れることが大事」という会社の方針から、入社当初は商品知識に不安を覚えながらも、お客様が来店すると率先して出迎えました。緊張でガチガチだったという谷本さんですが、先輩のサポートもあり、場数を踏むにつれて臨機応変な対応ができるようになっていきます。「例えば、初めて眼鏡を掛けるというお客様には、フレームの名称や種類ではなく『縁の太い眼鏡』と言い換えるなど、相手に合わせた説明を心掛けています」。接客するうえで大切にしているのは、「お客様の望み」をうまく引き出すこと。そのために眼鏡を選ぶ前の問診は欠かせませんが、これがなかなか難しいと言います。「同じ『近くのものを見る』という用途でも、見たい距離は人によってまちまちです。聞き取りが不十分だとお客様の望む距離と度数が合わないため、眼鏡を掛ける状況をより具体的に聞くようにしています」。
一方で、お客様がイメージしているものとは別の視点を提示する場合もあります。買い替え希望のお客様へは、他のパターンとして印象の変わるフレームを提案。普段掛けているものと同系統の眼鏡を選びがちなお客様と、商品との出合いをサポートします。「良いフレームに出合えてよかった」と喜んでいただけるその姿に、やりがいを感じているそうです。

これまでも、これからも、失敗を恐れず成長を続ける。

目の状態を調べてレンズを決める「検眼」も担当業務の一つです。近視・遠視・乱視の度数を調べた後、テスト用のレンズを入れ替えながら距離感などの微調整を行います。この時の見え方でレンズが決まるため、お客様の感覚を確認しながら慎重に判断するそうです。他にもお客様のカルテや、眼鏡に関する商品情報をパソコンへ入力するなど、接客以外の業務もいろいろ。最近では、できあがった眼鏡の調整も教えてもらえるようになり、接客時には細やかなフィッティングに試行錯誤する毎日を送っています。
眼鏡を通して接客業務に携わり、約10年が経過。5年目には本店に異動するなど環境にも変化があり、その都度さまざまなことを学んできました。これまでを振り返り、成長するために重要なのは「失敗を恐れないこと」だと谷本さんは言います。「やる前からできないと決めつけていては、成長は望めません。なぜ失敗したのか、次はどうするかを考えて成功につなげることが大事なんです」。一歩一歩、着実に歩む中で見えてきた課題もあります。「一人でゆっくり商品を見たいお客様にお声掛けするタイミングの見極めができていませんし、耳の遠い方へゆっくり説明しても聞き返されることが多いです。そういった部分を改善していきたいですね」と谷本さん。それぞれの業務で微調整を繰り返しながら曇りのない応対を目指し、今日もお客様を出迎えています。

  • 最近覚え始めた調整の作業。専用の道具を使って角度などを細かく変えていく。

  • 用途や求めているデザインなどに合わせ、その人に似合う眼鏡を探して提案する。

  • 見たい距離と見え方を確認しながら、テスト用レンズを入れ替えて度数調整を行う検眼の作業。

お客様に喜んでもらえることが一番のやりがいです。

少しでも快適な「視生活」をご提案することに喜びを感じるのが眼鏡店の仕事です。お客様一人ひとりに時間をかけながら、不便に感じていることや望みに耳を傾け、解決に向けたサポートを行います。検眼や加工など覚えることはたくさんありますが、スキルの向上にもやりがいを持ち、常にお客様の目線に立てる人材に育ってもらいたいです。
店長/福井大輔さん

めがねのナカムラ 本店

昭和55年創業。「技術も安心・価格も安心」をモットーに、さまざまな使用目的やライフスタイルに合わせて、「視生活」をサポートする。補聴器も取り扱う。

北海道旭川市豊岡4条2丁目2‐27
TEL.0166‐34‐1726
http://opt-nakamura.jp/