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私が選んだ職場【大道綜合警備株式会社】

2021年5月17日公開

私が選んだ職場

高校時のアルバイトを皮切りに、これまでさまざまな職業を経験してきた石川さん。そこで得たものを生かそうとするも、なかなかうまくいきませんでした。心機一転これまでと違った仕事をしようと考え、たどり着いた職場が、石川さんの居場所になりました。

連携を取り合って、安全に誘導する仕事を全うしたい。

警備職/石川 淳さん(33歳)
旭川市出身。5人きょうだいの末っ子。高校では電気科で資格取得を目指していた。映画鑑賞が趣味。

接客の楽しさを知り進路変更。さまざまな仕事を経験。

取得した危険物の資格を生かそうと、高校時代に近所のガソリンスタンドでアルバイトを始めた石川さん。その中で人とのふれあいや接客の楽しさを知ります。「お客さんと会話しながら仕事をすることが楽しいと気付いたんです。アルバイトを続けるうち、やりたい仕事が接客業へと変わっていきました」。進路を工業系から人に携わる仕事に変更し、洞爺湖畔のホテルから内定をもらいました。ところが、配属されたのはなぜか調理部門。料理についてほとんど知識も経験もなかった石川さんは、先輩の厳しい指導を受け続けた結果、次第に心が疲弊し退職することに。その後、せっかくの調理経験を無駄にはできないと、旭川に戻り一度は食品工場で働くものの、やはり接客の仕事への思いは捨てられず、以前とは別のガソリンスタンドで働くことにしたのです。
勝手知ったる世界に戻ってきた石川さん。今回は新たに添加剤などの関連用品の販売も行うようになります。「販売ノルマもあったため、うまくいかない時はなぜなのかを考え、説明の仕方などを工夫して積極的に勧めていましたね」。しかし、最終的には一生の仕事にはならず、配送ドライバー、飲食店勤務を経て、ようやく居場所となる仕事に出合います。

紆余曲折を経て見つけた一筋の光明。

調理も接客も思ったようにうまくいかず、心機一転これまでとは違った仕事がしたいとシゴトガイドを手に取った石川さん。働きながら国家資格を取得できるという勧誘コピーに魅力を感じ、同社へ応募し入社を果たします。最初の業務はインフラ工事の交通誘導警備業務でした。「研修を受けたとはいえ経験がなく、手旗の振り方も最初は不安でした。こちらに向かってくる車両へ手旗で指示を出すために車道へ立つと、速度や車両の大きさもあってひかれるのではないかという恐怖感があるんですよ」と石川さん。停止させる間合いも分からず四苦八苦します。それでも手旗をギュッと握りながら現場に立ち、先輩にこつを教わりつつ少しずつ覚えていきました。手旗を振って停止させる交通誘導警備業務は一見簡単そうに見えて、ドライバーの視認性を高めるために早めの動作とゆったりした旗の振り方が大事なのだそう。石川さんは現場に出るたび体に染みこませるように反復して作業していました。

丁寧な意思疎通が円滑な誘導につながる。

無線機を使った意思疎通も大事なポイントです。カーブや枝道など道路状況によって必要な人数や担当する役割が少しずつ変わってくるため、その都度組んだ隊員同士で連携を取ることが大事になります。「同じ現場でも工事の箇所によって移動していくため、作業が日ごとに変化するんです。路線バスを優先させるためにどのタイミングで停止させるかなど、無線を使って円滑に連携をとっていきます」。接客業で得たスキルを生かして積極的に意思の疎通を図り、同僚との連携を深めているそうです。
また、交通誘導警備業務の中でどんな現場が大変なのか聞いてみると「冬季の排雪作業です」と即答。「住宅街は道幅が狭く、作業中は反対車線に車を逃がすことができないんです。ドライバーや住民へ迂回ルートを説明するなど、ご理解いただける丁寧な対応が求められますね」。大変な反面、奇麗で通りやすい道になるとコーヒーをもらうなど感謝され、やりがいも大きいといいます。
入社からもうすぐ8年が経ち、社内でもベテランの立ち位置になる石川さん。迂回の末にたどり着いた職場で、安全に誘導する仕事を全うしたいと、現場で日夜業務に励んでいました。

  • 入社後、現場に出る前には必ず法定教育の研修を受ける。

  • 無線を使って最後に通した車のナンバー等を確認。通過し次第、停止していた車両を進行させる。

  • 交通誘導警備業務には欠かせないアイテム。夜間は旗が見えないため、誘導灯を用いる。

業務もプライベートもしっかりサポートします。

当社では、働くうえで必要になる国家資格取得の全面サポートを行っています。また、勤務地を選べるのが特徴です。例えば「親の健康状態が気になるので実家の近い稚内営業所に移りたい」といったことにも対応しています。迷いが生まれてしまうと交通事故が発生してしまう恐れがあるため、この業界では快活で物事をしっかり判断できる人が向いていますね。
旭川営業所 所長/林 大輔さん

大道綜合警備株式会社 旭川営業所

1995年創業。札幌市を拠点に、道内11カ所に営業所を設置する交通誘導主体の警備会社。警備員の各種保険・年次有給休暇制度など積極的に労務環境の向上を図り、技術と信頼の構築に努めている。

北海道旭川市末広6条3丁目2-13
TEL.0166-73-3200