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私が選んだ職場【グループホーム 花】

2021年1月18日公開

私が選んだ職場

職場体験をきっかけにして「グループホーム 花」へ入社した村岡さん。入居者と接するうちに、ある考え方にたどり着きます。それはさまざまな仕事にも通じる、普遍的ですてきなものでした。

観察や声掛けを意識して、家族と接するように入居者の生活をサポート。

介護スタッフ/村岡穂乃香さん(21歳)
2017年4月入社。家族が大好きで、大切な存在と話す。両親と姉の4人家族。

二度の職場体験から介護の道へ。先入観を変えた出合い。

村岡さんが介護の世界に興味を持ったきっかけは、小学生のころの職場体験でした。「介護施設で、介護士と入居者さんのやりとりが楽しそうだと感じたんです。人のために何かしたいという思いもありましたし、特に高齢者のために頑張る仕事が尊いと考えていたこともあって、介護の仕事に憧れを持つようになりました」。
時は流れ、高校時代の職場体験でもう一度介護の世界に触れますが、そこでの体験が彼女の運命を決定づけます。「当初介護施設に対して抱いていた印象と違って、入居者さんの出入りが自由だったことに衝撃を受けました。スタッフの方々が私を温かく迎え入れてくれたこともあって、ここで働いてみたいと一目ぼれのような感じでしたね」。その施設こそ「グループホーム花」でした。その後病院施設の職場体験にも参加しましたが、そこで働くイメージが湧かずグループホーム花へ応募書類を提出。素直な人柄や意欲的な部分が評価され、高校卒業後に働くこととなりました。

心掛けた接し方、一人ひとりに合ったケアを模索。

同施設での業務は、主に認知症の高齢者を介助することです。食事や排せつ、入浴に運動など、日々の生活を手助けします。村岡さんは新卒で入ったこともあり、分からないことがたくさんありました。「先輩に付いて教わり、やってることを見ながらメモを取っていましたね。失敗してもへこまずに、次に生かして巻き返そうという気持ちでした」。
グループホームでの介助は、何でもやってあげるのではなく、できない部分をお手伝いすること。本来できることは積極的に本人にやってもらうのが望ましい形です。そのため、「何ができなくて困っているのか」という見極めが重要になります。「私が心掛けているのは観察とコミュニケーションです。表情を見て、困っているポイントを判断しています。また、声掛けも重要です。例えば、入浴介助の時にお風呂に入りたがらなかった場合『温まりますよ』、『みんな気持ちいいって言ってますよ』と言うと、心変わりして入ってくれるようになるんです」。他にも同じ行動をとって一緒にやって見せることで動作を促すなど、経験を重ねるうち、一人ひとりに合ったケアの仕方や話し方が少しずつ分かってきました。
入居者たちとかかわる上でもう一つ大切にしていることがあります。それは「大好きな家族が入居者の立場だったらどう接するか」ということ。「自分の家族だと思って接することでより大切に思えて優しくできます。入居者さんの見え方が変わってくるんです」と話します。

入居者のために更なる成長を望む。

より優しく入居者に接するようになった村岡さん。自力で入浴できない方への介助にもその愛情をうかがい知ることができます。「高齢者の方は肌がデリケートなので、タオルをクッション代わりにして支え方を自分なりに工夫しているんです」と、触れ方一つにも気配りしていることを教えてくれました。
介助を行う一方、クリスマス会やお誕生会のようなイベントを企画することも。「お誕生会は、入居者さんの担当スタッフが企画して、プレゼントやケーキをどうするか、何をすれば喜んでくれるか考えます。初めは予算の配分など、分からないことばかりで大変でした」と村岡さん。しかし、回数を重ねるにつれ、だんだんと慣れていきました。
働き始めて4年目、さまざまな業務をこなす村岡さんは、この先の自分に対して明確な目標を持っていました。「皆さんにもっと体を動かしてほしいので、受け持っているユニットの全員で散歩できるようになりたいですね。それから、手続きや法律が分かったうえで入居者さんをしっかりサポートするために、介護福祉士の資格を取ろうと勉強も始めています」と目を輝かせます。「立派な介護士として成長したい」「家族のように大切な、入居者の力になりたい」という思いが、今の彼女の原動力になっていました。

  • 書類をチェックし付せんを貼るなど、管理業務を補助する村岡さん

  • 畑で採れたカボチャを使って入居者と一緒に作ったハロウィンの飾り

  • 職員が毎年作るかかしは地域からの人気も高く、写真を撮りに来る人も

地域に根差した施設です。

創設当初から地域の行事に参加し、地域の方にも次第に私たちのことを理解してもらえるようになりました。地域の方から施設の夏祭りを手伝わせてほしいと言っていただけるほど、良い関係性を築けています。当施設は未経験から始めたスタッフも多く、育てるノウハウができているので、異業種からの転職も歓迎しますよ。
施設長/森山伸広さん

認知症対応型共同生活介護施設 
グループホーム 花

平成18年3月設立。「いつも花に囲まれた明るく清々しい人生を」を理念に掲げ、家庭的な雰囲気の中で一人ひとりのペースに合わせ、共に安心できる生活を提供している。運営元は有限会社オフィスモリヤマ。

旭川市春光台2条6丁目1-11
TEL.0166-51-8787
http://www.gh-hana.com