シゴトガイド
ホーム求人情報応募・面接のコツインタビュー・記事シゴト図鑑
  1. 旭川シゴトガイド
  2. インタビュー・記事
  3. 私が選んだ職場
  4. 私が選んだ職場【株式会社コーエキ】

私が選んだ職場【株式会社コーエキ】

2020年11月9日公開

私が選んだ職場

製材工場や家具製造会社などへ木材加工機械を販売している「株式会社コーエキ」。現在、社内のリーダーを務める浮橋さんは、転職に苦戦していた時に同社と出合いました。予定より遅めの再スタートでしたが、挽回するかのように働き、実績を上げています。

40歳からの再出発!営業能力が見事に開花し執行役員にまで昇格。

執行役員 営業担当/浮橋剛史さん(48歳)
入社8年目。帯広・十勝エリアの営業を担当し、週の半分以上は出張。3児の父。

視野が広がったことを機に17年勤めた会社を退職。

今から30年前、高校生だった浮橋さんは、卒業後は就職すると決めていました。特に就きたい職業がない中で、進路指導の先生に唯一伝えた希望は「営業職以外」。その理由を「ノルマなど厳しいイメージがあって、嫌だったから」と話します。そして勧められるまま、旭川市内の食品製造会社に就職。製造工場に配属され、食品作りや製造機械の操作、メンテナンスなどを担当しました。「高校の電子機械科で学び、もともと機械いじりが好きだったので仕事は面白かったですね。社内には同年代の仲間がたくさんいて、休みの日に遊んだりして楽しかったです」と振り返ります。
27歳の時、転勤で兵庫県へ。新しい職場は、規模も従業員数も旭川工場の数倍でした。「大変でしたが、やりがいがありましたし、これまで会ったことのないタイプの人たちと接し、かなり刺激を受けました。もう帰りたくありませんでしたね」。しかし、3年後、転勤の辞令が下り、旭川へ逆戻り。しばらく働き、「主任」の肩書も得ましたが、一度、広い世界を経験した浮橋さんは、旭川の職場に物足りなさを感じるように。そして、35歳の時、転職先は未定のまま、退職を決めます。「今考えると、よく決断したなと思いますが、この時は外へ出てみたいという気持ちでいっぱいでした」。

苦戦続きの5年間。そして見つけた理想の職場。

兵庫県の職場でさまざまな人と関わる楽しさを知った浮橋さんが、転職活動で目指したのは、かつて避けていた営業職でした。しかし、いくら応募しても面接に進めず、不安な日々が続きます。「なんとかなると思っていましたが、甘かったです。未経験だからか、年齢が問題なのかなど考え、悩みましたね。既に結婚し、子どももいて、会社を辞めたことを後悔しました」。その後も保険の販売に挑戦したり、友人と共に起業したりしましたが、うまくいきませんでした。
そうして5年。40歳を迎えて焦りが増す中、シゴトガイドで見つけたのが「株式会社コーエキ」の求人情報でした。内容は、木材加工機械の営業とメンテナンス。目指していた営業職で得意分野も生かせる、まさに理想の仕事です。浮橋さんは「ここしかない。雇ってもらえたら必死に働こう」と心に決め、応募。社長との面接では、採用されたらすぐに動けるよう、仕事の流れや機械の種類を細かく質問しました。熱意が伝わり、見事採用。長かった浮橋さんの転職活動は、ようやく終わりました。

学ぶ姿勢と強い思いで、ステップアップを実現。

新しい仕事は、既に取引のあるお客様先を訪問する“ルート営業”。機械の購入を勧める他、機械の不具合があれば自身で修理したり、協力会社へ対応を依頼したりします。入社して1カ月、浮橋さんは新人ながら、急に欠員となった道南エリアの営業を積極的に引き受けるなどして、全力で仕事に取り組みました。「分からないことは、どんどん先輩に聞きました。年下の先輩もいましたが、転職したら年齢に関係なく、自分が一番後輩だと意識していないと仕事は覚えられないと思います」。
浮橋さんの営業スタイルは、「お客様の顔を見に行く感覚」で頻繁に訪問すること。「大きな声で『コーエキです』とあいさつして回っています。雑談で終わる場合も多いですが、時に機械に関わる相談を受け、買い替えせず、部品交換だけで直せたりすると、『経費が抑えられた』と喜んでいただけますね。お客様のかゆいところに手が届くような対応ができればと考えています」
いつしか営業成績はトップクラス。昨年10月には執行役員に任命されました。入社後、着実にステップアップを図ってきた浮橋さん。大切にしているのは、理想とする自分の姿に向かって、強い思いで臨むことだと言います。「まずは『一生懸命に頑張る』、次に『売り上げる』、そして『売上目標を達成する』と段階を追ってきて今があります。これからは、執行役員の仕事を果たすため、新規開拓や社員間の情報交換に力を入れていきたいです」。

人柄の良さが営業成績につながっています。

浮橋さんは、明るい性格ですし、駆け引きなく相手のために対応するので、お客様に好かれています。これまで彼へのクレームは1件もありません。トラブルをプラスに変えて収める能力もあり、安定して良い営業成績を残しています。なかなかいない人材ですね。常に前向きに考え、行動してくれるので、執行役員としての活躍にも大いに期待しています。
代表取締役/野田正峰さん

  • メモを取りながら、お客様からの問い合わせに応じる。

  • デスクで売上伝票の整理などを行う。出先ではノートパソコンを使用。

  • 部品の注文を受けたら、取扱説明書で型番を調べて在庫を確認。

株式会社コーエキ

1992年設立。木材加工機械を専門に扱う、全国でも数少ない会社。海外メーカーの代理店を務めている他、製材工場のプロデュースなども行っている。

旭川市工業団地2条1丁目2-22
TEL.0166-36-4809
http://www.koeki.jp