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お客様と話して楽しく接客自分の趣味が詰まった場所【BROTHER HOOD(ブラザーフッド)】

2024年9月2日公開

私が選んだ職場

リサイクルショップで働くうちに、かつてあこがれたアパレルの仕事がしたいという気持ちが高まっていったSHIHOさん。Wワークながら念願をかなえ、店長となった現在も笑顔を絶やすことなくお客様や古着と向き合っています。

店長/SHIHOさん(27歳)
旭川市出身。洋服とショッピングが大好き。昨年10月から現在の職場で働き始める。2歳の子どもがいる。

飲食店で笑顔と細やかな気配りを身に付ける

アパレル業界にあこがれを抱いたSHIHOさんは、札幌にあるデザイナー系の専門学校に入学。接客業の心得や服飾について学び、実際に服を作ってファッションショーに参加するなど、充実した学生生活を送っていました。しかし、卒業後に働き始めた先は意外にも居酒屋でした。「『好きなブランドの企業に就職しても理想と現実のギャップが大きい』という話を聞いて、買う側でいいと思ったんです」。飲食の世界に飛び込み経験を積む中で、笑顔を絶やさない接客と細やかな気配りを身に付けたと言います。

やがて生まれ育った旭川に戻り、リサイクルショップで勤務。買い取り業務は大変な反面、楽しいそうで、「初めは金額の算出を含め、調べるのが大変でした。それでも自分が値段を付けた商品が購入される瞬間はうれしいですし、やりがいを感じます」と話します。洋服などの商品や、お客様の笑顔と触れるにつれて心境に変化が生じ、「人生一度はアパレル店で働いてみたい」との思いが日増しに強くなっていったSHIHOさん。そんな時、たまたま見つけたのが古着屋のBROTHER HOODの求人でした。既に子どもがいることや社会保険をかけていたこと、時間に融通が利くこともあり、リサイクルショップでの仕事は継続しWワークでの勤務を選択。半年ほどで店長に起用されました。

他愛のない話が接客の肝

アメカジやストリートをはじめ、さまざまなファッションの系統を取り扱う同店。ビンテージ物や掘り出し物の古着を探しに多くの人が訪れます。しかし実はSHIHOさん、人と話すのは好きなのに人見知りなのだとか。そこで普段の接客について尋ねたところ、「まずは『ここに来るのは初めてですか』など他愛のない話から始め、徐々に会話を広げています。服の話はその後ですね」との答えが返ってきました。いきなり服を勧めたら身構えてしまうかも、という考えから服とは関係ない部分の会話を大事にしているそうです。話のネタは毎朝のニュースで、話すきっかけはサービスの麦茶を配ることで作り、お客様と打ち解ける努力を欠かしません。

一方で、お客様からコーディネートのアドバイスを求められることもあります。まずはどういった着こなしがしたいのかを聞き出し、スマホで画像を検索してイメージを共有。お客様の顔立ちや印象に合う色も考えながら何着か見繕い、試着を勧めています。「サイズ感や雰囲気が合うかどうか、着てみないと分からないこともあるんです。私としても、自分にぴったりの、お気に入りの1着を買っていってほしいですから」とSHIHOさん。お客様に試着の感想も聞きつつ、自身の意見も伝えています。

フォロワーに伝わるよう撮り方を工夫する

古着や小物の仕入れは代表取締役の梅原さんが行っているそうですが、値段設定はスタッフの仕事です。仕入れ値からいくらの値段にするかスタッフ同士で話し合います。ただ、店員はSHIHOさんを含めて3人で、お店に立つのは1人。そのため、相談ごとはLINEグループを用いてやり取りしていると言います。「文字情報だけだと相手の顔や反応が分かりませんから、メッセージを送る際は、なるべく優しい言葉で伝えるよう意識しています」。

また、開店直後などお客様の少ない時間帯にはSNS用の撮影と投稿を行うことも。「サイズ感が分かりやすいので、服を着た状態で真正面から撮っています。鏡の前だけでなく、晴れた日は屋外に出て見せ方にもこだわって撮影することもあるんです」。他のお店やインフルエンサーの投稿を見て撮影の仕方やコーディネートを参考にするなど、工夫を凝らしています。

人見知りながらたくさん声を掛けた結果、勇気につながり成長できたというSHIHOさん。好きな洋服に囲まれながら今日もお客様を笑顔で出迎えます。

  • 試着後の商品を奇麗に畳む

  • 仕入れた商品にタグ付けを行う

  • サイズ感を伝えるため商品を着用してSNS用の写真を撮影

人見知りでも成長できます

代表取締役/梅原和義さん

当店は、ストックを含め2,000点近い商品を取り扱っているのが強みで、他店よりも多いと自負しています。SHIHOさんは少し天然なところもありますが、値段の付け方や服の配置など状況判断は的確ですし、世間話から服の話へ入るトークも上手です。たとえ人と話すのが苦手な人見知りでも、彼女のように成長していける職場だと思っています。

BROTHER HOOD(ブラザーフッド)

自動車販売や買取、車検、板金などを行う株式会社ソレイユの新事業として2022年にオープンした古着屋。ジャンルにとらわれず、アメカジやサーフ系といったさまざまな系統の洋服を販売する。

北海道旭川市3条通8丁目438 緑橋ビル2号館内
TEL.090-8932-1212
Instagram:@brother_hood_variousstyle