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任される現場で結果を出し現場所長としての信頼を築きたい【東成建設株式会社】

2024年7月29日公開

私が選んだ職場

入社から一貫して建築の現場管理業務に携わってきた鈴木さん。職人や上司とのコミュニケーション、成功と失敗の経験を糧にステップアップを重ねます。今年から所長として一人で現場を任されるなど、もう一段上のステージに到達しました。

提案建設部 主任/鈴木雅大さん(33歳)
札幌市出身。スノーボードや愛車のカスタムが好き。昨年、一級建築施工管理技士の資格を取得。2012年入社。

大工経験を生かそうと建設会社を選択

中学卒業後、木造建築大工の職人見習いとして働き始めた鈴木さん。職人の補佐として木材を切るなど仕事を覚え、奇麗な仕上がりが求められる過程で手先が器用になったと振り返ります。しかし、やはり高校に行くべきだと感じ、約2年働いた職場を辞めて進学。高校3年生の時、合同説明会で出合ったのが現在の職場、東成建設株式会社でした。「父も建設業の仕事に就いていましたし、大工の経験も生きるだろうと思って決めました」。
 同社は「真心を込めた建物づくり」と「速さ、価値、安心」を基本姿勢とし、一般住宅から商業施設、寺院なども手掛けています。企画の立案や設計にも携わり、監督者として建築現場を管理するのが主な業務。安全、工程、品質、原価、環境の5つの管理を行う中で、係員、主任、現場所長とステップアップしていきます。鈴木さんは先輩や上司の姿を通して社会人としての在り方を教わると共に、さまざまなことを覚えていったそう。「当時苦労したのが専門用語ですね。材料の名前や工事の種目は、職人さんに指示を出したり発注したりするのに必須ですから、メモを取り作業を重ねながら覚えていきました」。

コミュニケーションを通して円滑に作業を進める

管理業務において、最も重要かつ最初のステップとなるのが「安全管理」です。電動工具を使ってのけがや重機との接触、足場からの転落や落下物との衝突など、現場にはさまざまな危険が潜んでいます。こうした事故を防止するには、管理者だけでなく作業者一人ひとりの意識も大切です。作業中に起こりうる事故や安全対策などを毎朝用紙に記入してもらう他、「日々の朝礼で職種ごとに作業内容や注意事項について発表してもらいます。その後私たち現場監督が総括して意識付けしていくんです」。

次のステップは、主任になってから行う「工程管理」です。職人の数や職種ごとの工期を見積もり、上司に相談。その後、請け負う会社の社長や職種ごとの作業指揮者と作業予定について打ち合わせを行い、建築を進めていきます。しかし、時には当初の予定通り進まないことも。「どう進めたら早く終わるか、職人さんと話をすることもあります。例えば2日遅れそうな場合、次の工程から作業に入る職人さんにも知らせ、調整や連絡が必要です」。失敗や相談を繰り返す中でノウハウを蓄積。コミュニケーション能力とマネジメント力を伸ばしていきました。

現場所長として全体を管理

「品質管理」の業務では、設計図に基づいた部材を発注し、数量やサイズが合っているか確認。「発注前に各職種の担当者と確認作業や打ち合わせを行います。届いた後も実物が基準値通りかチェックしますし、その際の写真撮影も必須です」。また、建築物の仕上がりを見るのも品質管理の一つ。壁を作る場合、木の下地から壁紙に至るまでへこみや曲がりはないか段階ごとに見ていきます。経験に基づいた判断や多くの人の目を通して一定以上の品質を保つのだそうです。

予算の確認は基本的に発注前に行いますが、時には工期の途中で変動することも。資材の高騰が続く昨今、こうした「原価管理」には頭を悩ませます。予算を上回る場合は社内でまず相談。お客様から追加で材料費をいただくのか、当初の予算内でやりくりするのか上役と検討し、円滑に進めていくことを心掛けています。

JV(※)への出向などさまざまな現場での経験を経て、今年とある現場で初めて現場所長を任された鈴木さん。会社に必要な人材で在り続けるためにも、一層の努力と成長が欠かせないと言います。「時代と共に会社も発展しているわけですから、いずれは上司を超えなければ会社は衰退してしまいますよね。先輩方の良い部分をまねして、能力を高めていきたいです」。反省と改善を繰り返し、上司超えを目指す日々はこれからも続きます。

※JV…共同企業体を意味するジョイント・ベンチャーの略。複数の建設企業が、一つの建設工事を受注・施工することを目的に形成する事業組織体のこと。

  • 図面を確認しながら工程表を作成する

  • 工事・工期に関して社内で打ち合わせを行う

  • 仕上がりについて現場の職人に説明する鈴木さん

多くのノウハウで成長。資格取得もサポート。

提案建築工事部 取締役部長/古賀美昌さん

当社は対民間が主体ですが、官庁の仕事も含めさまざまな建築に携わってきたノウハウが強みです。また、社長に直接要望を通せる規模感で、事務所内では雑談が飛び交うなどコミュニケーションを取りやすい社風でもあります。資格取得に関しては受験費用を一部補助したり、勉強会を開いたりと多方面からサポート。建築に興味がある方は、ぜひ一度目を向けてもらいたいですね。

東成建設株式会社

1978年設立。一般住宅はもちろん、医療・商業施設、工場や寺院の建築、更にはリフォームまで、さまざまな現場に携わり施工を管理する。

北海道旭川市宮下通22丁目左10
TEL.0166‐31‐5115
https://www.to-sei.co.jp/