職場に活気があってさまざまなことにチャレンジできる職場です【株式会社日弘ヒーティング 旭川支店】

新卒で株式会社日弘ヒーティングへ就職し、ボイラーなどの修理やメンテナンス、交換作業に携わる中井さん。営業力と修理スキルが身に付くCS課で日々成長を遂げています。

スポーツ推薦で大学へ進学した中井さんは、経済学を専攻し文武両道を貫く一方、小売店や遊技場でのアルバイトも経験。コミュニケーションを大事にし、言葉遣いに気を付けて接客していました。「継続することの大切さや難しさ、年の離れた方々との接し方は勉強になりました」と振り返ります。

株式会社日弘ヒーティングとの出合いは、大学主催の企業説明会でのこと。業務内容を聞いて気持ちが動いたと言います。「暖房は私たちの生活にとってなくてはならないものです。もともと地元で働きたいと考えていたので、快適な環境を作って生活インフラを支える形で地域に貢献しようと思いました」。こうして一緒に説明を聞いていた友人と共に2020年4月に入社。社会人への第一歩を踏み出しました。

同社は暖房器具を案内する営業課、ボイラーの修理やメンテナンス、交換などの提案も行うCS課、新築住宅での取り付け工事に携わる工務課に部署が分かれています。その3つから中井さんが希望したのはCS課でした。「作業だけでなく営業のように新しいボイラーを提案することもあるこの部署なら、総合的な力が身に付くと思ったんです」と、ステップアップを見据えた選択をしました。

暖房器具がフル稼働する冬の時期は、修理やメンテナンスの作業がメインになります。メンテナンスの場合は、配管のつなぎ目や基盤の接触、燃焼具合を特に注意して見ているそうです。確認する箇所は多いですが、作業自体は大変ではないと言い、動作確認を行って不具合があれば修理に移行します。

修理の際に多いのが、不凍液の漏れや点火不良。時には狭いスペースに入り込んで作業することもあると言います。そうした中で中井さんが意識しているのは、早さと丁寧さの両立です。「焦らずに確実な処置を行えばやり直す手間も必要ありませんし、どちらも達成できると思っています。困っているお客様のためにも、すぐに修理が終わるほうがいいですから」。多い時は1日に十数軒回ることもあるそうで、限られた時間の中で効率的に直しています。

お客様とのコミュニケーションも大切な業務の一つです。心掛けているのは、常にお客様に寄り添い親身になること。「以前、オール電化のご家庭に伺った時にガスや灯油への切り替えを勧めたんです。暖房器具を替えた結果、1カ月の光熱費が下がって喜んでもらえたことがありました」と中井さん。お客様への誠実な対応が、やりがいにつながった出来事でした。

定期点検は春先から夏にかけて増える業務です。点検は無償で行い、交換目安の時期を迎える部品や耐用年数を迎えたボイラーに関して、新品への買い替えを提案しています。「この時大事なのは、部品の供給がないなど『なぜ交換が必要なのか』をしっかり伝えることです。無料の見積もりを案内し、買い替えの選択肢も提示しています」。その後新しいボイラーを設置する際には、営業担当や工務課のスタッフと打ち合わせながら連携を取って進め、工事には中井さんも作業に加わるのだそうです。

また、現在は新卒採用担当として企業説明会などに参加。プレゼンテーションソフトを駆使しながら、自社の業務や強みをPRしていると言います。「固い説明にならないよう気を付けながら、相手を見る時はハキハキした対応ができているか、熱意はあるかといったポイントを確認しています。私の年齢もまだ学生に近いですし、なるべく寄り添う対応を心掛けています」。分からないことをそのままにせず、自分にできることを増やしていく。そうすることで営業成績が高く、修理・工事もできるという総合力が身に付くと話す中井さん。部下からも慕われ、CS課でもトップの成績を誇る所長の橋本さんを目指し、少しでも近づきたいと努力を重ねる毎日です。