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全力でサポートしてくれる会社に恩返しをしていく【株式会社プロテクト・ガード】

2024年1月22日公開

私が選んだ職場

人と話すのが苦手だったという佐々木さん。さまざまな仕事でお客様と接するうちに苦手を克服します。今では歩行者や運転手、周辺住民とのコミュニケーションを大切に、「考える警備」で安全と安心を守っています。

主任/佐々木泰宏さん(38歳)
旭川市出身。格闘ゲームをこよなく愛し、腕前もかなりのもの。競馬が趣味で、好きな馬はドゥラメンテ。

恩義に報いる一心で苦手を克服

高校卒業を機に、これまでと異なる環境に身を置きたいと考えた佐々木さん。親元を離れて上京し、神奈川県内のすし店で働き始めます。「一人前と認められるまでに何年もかかる厳しい職人の世界で、社会人として、人として多くのことを学びました」。その後旭川に戻ってからは、飲食店や訪問販売、接客といった仕事も経験。もともと人と話すことが苦手でコミュニケーション能力も高くなかったそうですが、このころにかなり鍛えられたと言います。「どの職場でも上司や先輩に可愛がられてきました。その恩義に報いたいという思いがあったので、苦手でも克服して成長しようと考えていたんです」。お笑い芸人の話術や返しなどを参考に、テレビを見て勉強。磨いたトーク力を仕事に生かしていたそうで「お陰で今ではこんなにおしゃべりになりましたけどね」と笑います。

人とのつながりや縁を大事にして、さまざまな職種を渡り歩いてきた佐々木さんが株式会社プロテクト・ガードと出合ったのは、23歳の時。7年ほど働いた後、一度は転職するものの32歳の時に同社に戻り、現在まで続く警備員生活の第2章がスタートしました。

大事なことは予測とコミュニケーション

同社の業務は、道路や建設の工事現場で歩行者やドライバー、工事車両を手引きする「交通誘導警備」と、イベント会場や駐車場で歩行者や車を誘導する「雑踏警備」の2つに分かれます。佐々木さんは交通誘導に携わることがほとんどだそうですが、その中で最も大事にしているのは、安全の確保です。作業員の方々が仕事をしやすい環境を作りつつ、絶対に事故を起こさない安全な誘導を考えていると言います。「現場が公園のそばだった場合、万が一に備えて子どもが飛び出す前に止められる位置に立ちながら作業員を見渡せるポイントにいるようにしています」。さまざまな危険を予測し、状況によってその時どう行動するべきか、いくつものパターンを考えていると言います。

もう一つ、佐々木さんが重視しているのが現場に隣接する住民とのコミュニケーションです。「日々のあいさつはもちろんですが、例えば家の前にヘルパーさんの車が止まると分かったら、あらかじめ停車しやすい状況を作ったりもします」。工事の作業員の方々にも時間など分かる情報を伝え、協力をお願いしているのだとか。「僕らの仕事は伝えて協力してもらうことだと考えています。ドライバー、歩行者、住民、スタッフ、すべての方に気持ち良く『協力してもいい』と思っていただくために、コミュニケーションは欠かせませんね」。

動画で現場をイメージさせて理解を深める

3年ほど前から教育係として新人スタッフの研修や現任教育で指導している佐々木さん。新人スタッフが必ず受ける新任研修では、警備業務に関係する法律や現場に立った時の安全な立ち位置、何より「人の命を背負っている仕事」だという心構えを教えています。新人スタッフに説明する時は分かりやすさが大切だそうで「ただ伝えるのではなく理解してもらう必要があります。僕は言葉や図だけではイメージしづらいと考えているので、実際の作業動画を基に説明しているんです」。撮影した映像と音声を編集したり、テロップを付けたりして動画を作成。現場に出る前に実際の作業をイメージしてもらえる教育を心掛けています。

既に警備員として従事しているスタッフを対象に行われる現任教育でも工夫が見られます。毎年同じ資料で同じことを説明しても効果的ではないと、グループディスカッションをすることもあるそうです。

「『研修があの人で良かったって言ってたよ』と周りの人から教えてもらった時は、苦労したかいがあったとうれしくなりますね」と充足感を得ている佐々木さん。これからも相手を思う警備と教育を続けていくことでしょう。

  • 制動距離を考えて、冬場は少し早めに車を止める

  • 周囲に気を配りつつ、歩行者を誘導する

  • 新人教育用に動画を編集する佐々木さん

さまざまなサポートで生き生きとした警備を

代表取締役/佐々木弘一さん

新人スタッフは研修を終えてから実際の現場に出ますが、その際の細かな対応や誘導のコツは先輩スタッフが丁寧に教えています。私も悩みを聞いたり相談に乗ったり、仕事に集中できるようサポートしていますよ。警備の仕事はチームプレーです。素直で協調性のある方は活躍も早いでしょう。資格を取得する際には会社で費用を負担するので安心して成長できる環境です。

株式会社プロテクト・ガード

1989年創立。「和と協同と連帯の精神」を社訓とし、工事現場の警備業務やイベント会場などの雑踏警備業務を行う。現在はドローンを使った新たな警備の形を模索中。

北海道旭川市豊岡12条2丁目3‐19 NFビル1F B号室
TEL.0166‐32‐6689
https://ryosho.co.jp/protectguard/