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今の自分があるのは当施設のお陰。切り離せない人生の一部です【有料老人ホームぽっかぽか東光】

2023年10月2日公開

私が選んだ職場

建築・土木の作業員から転職し、有料老人ホームぽっかぽか東光で施設長を務める猪飼さん。終の住み家として、利用者様にとって居心地のよい施設にするためにも、スタッフに長く働いてもらうためにも、環境の改善に力を入れています。

施設長/猪飼亮平さん(32歳)
旭川市出身。4人家族で、2人の子どもがいる。休みの日には家族で近郊のキャンプ場へ出掛けるほどのキャンプ好き。

将来に危機感を覚え介護職の道へ

建築の仕事をしていた知人の影響で、建築・土木関係の派遣社員として働き始めた猪飼さん。型枠工事や農業土木、建物の解体など、道内のさまざまな現場に派遣され業務をこなす日々を送ります。「肉体労働で残業もあったので、体力的に大変だったのを覚えています。派遣先によっては天候で勤務や休日が左右されるので、連勤がつらいと感じる時もありましたが、今は心身共に鍛えられたと思っています」。

そんな猪飼さんに転機が訪れたのは、友人が起業したという話を聞いた時でした。「将来のことを考えず、ただ働いていた自分に危機感を覚えました。環境を変えて何かしなければ、と思うようになったんです」。そうして叔母から介護職を勧められ、説明会に参加した時に出合ったのが、有料老人ホームぽっかぽか東光でした。

入職してすぐは介護知識や介護技術を覚える事に必死でした。ヘルパー2級(現初任者研修)の資格を取得するまでは利用者様の前に立つのにも勇気が必要だったそうで「便の種類や名称と健康状態までを覚えたり母親を利用者様に見立てて介助の練習をしたりしながら知識と技術を学んでいきました」と当時を振り返ります。

利用者様に寄り添いながら注意深く観察する

介護業務では食事や入浴、排せつなどの介助を行ったり、日常的に利用者様と接しています。その際、猪飼さんが大切にしているのは、いつも笑顔でいてもらえるよう、相手に不快な思いをさせないことだといいます。「言葉尻や態度、表情に気を付けて接しています。真剣に話しているのに怒っていると誤解されては困りますから」と、いつも冗談を交えながら会話し、お互いに笑って楽しく過ごせるコミュニケーションを徹底しています。また、話し掛ける時も相手の目線の高さに合わせてしゃがみこんで、驚かせないことを心掛けています。

介助は「観察」が重要なポイントです。食事の場合、食べ物を飲み込む力や口を開けるスピードを見極めて次の一口を準備します。また、入浴では皮ふの状態を、排せつでは尿や便を確認。健康状態が分かることもあり、必ず確認しているそうです。「こうした体調管理や対処については、誰が対応してもいいようにスタッフ間で情報を共有しています」。早番、日勤、遅番のスタッフで必ず申し送りを行い、変わった点や気になったこと、連絡事項などを引き継ぎ、注意が行き届く態勢を整えています。

相談しやすい空気を作り職場環境を改善

6年前、施設長に登用された猪飼さん。通常の介護業務に加え、スタッフとの面談、勤務表や利用者様の通院予定表の作成を行うなど、さまざまな作業をこなします。しかし、施設長の業務として特に大変なのが、人手不足の解消なのだそう。離職の多い介護業界において、いかに働きやすく長く勤められる職場にするかを考え、環境改善に力を入れています。

現在取り組んでいるのが、相談しやすい雰囲気を作ること。「管理職など上の立場の人たちがいつでも話を聞けるようにし、問題の解決にも取り組んでいます」。そのために普段から積極的に話し掛けているといいますが、スタッフと面談をする時は「自分が話すのは3割ほどです。なるべく相手に話してもらうことが大事ですからね」。

この仕事で一番大事なことを猪飼さんに尋ねると、人間関係だという答えが返ってきました。「それはスタッフとでも利用者様とでも同じです。信頼を築くも壊すも言葉一つだと考えているので、どう伝わるか想像して言い方に気を付けています」。つぶさにコミュニケーションを取り、スタッフにも利用者様にも、居心地のよい環境づくりを続ける猪飼さんでした。

  • 利用者様に話し掛ける時は、目線を合わせることを意識

  • 看護師を交えて引き継ぎ作業を行う

  • パソコンを使って、勤務表の作成

相手の幸せを願える人間性が大事です

代表取締役CEO/北崎悌綱さん

当施設は施設長とスタッフの意思疎通や情報共有がしっかりできているところが強みです。また、職場環境としてもスタッフ同士の距離感が近く、相談しやすいと思います。仕事ができるできないより大事なのは、人間性です。助けたい、幸せにしてあげたいという気持ちが活躍につながるので、コミュニケーションを楽しみながら成長していってほしいですね。

有料老人ホームぽっかぽか東光

子ども育成事業や障がい福祉事業なども行う、「介護福祉サポート ぽっかぽかグループ」の一つ。介護事業は株式会社Social Bridgeが運営。

北海道旭川市東光10条4丁目3‐10
TEL.0166‐76‐1710
https://www.pokkapoka.co.jp/

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