何が違う？オープニングスタッフのバイト募集。メリットやデメリットも解説

オープニングスタッフとは、お店の新規オープンに合わせて採用されるスタッフのこと。飲食店やコンビニ、スーパーなどのチェーン店が、新規出店のためにオープニングスタッフを募集することがよくあります。他店の先輩スタッフが一時的にヘルプに訪れるケースもあるようですが、基本的には全員がまっさらな状態からのスタート。店内の準備や開店に向けた販促活動など、オープン前だからこそ体験できることも多数あります。

およそ開店の1カ月ほど前までには募集が行なわれることが多いようです。早いところでは、オープンの2〜3カ月ほど前から募集を行うお店もあります。お店のオープンにあたり、備品や器材の準備、スタッフ研修、オペレーション確認など、終わらせておくべきことが多数あります。特にスタッフ育成に関しては、覚えてもらうことも多いため時間がかかるのです。早めの募集を行い人材を確保しておくことで、オープンまでの準備を確実に進める狙いがあります。

募集人数が多い
メリットとしてまず挙がるのは、募集枠が多いこと。欠員補充の採用とは異なり、オープニングスタッフ募集では全ての時間帯や職種を採用しなければなりません。そのため大量募集となるケースが多く、採用されるチャンスは大きいと言えそうです。

キレイな職場で働ける
職場の衛生面は働くモチベーションにも影響するものです。オープンしたばかりの店内は、内装や設備も新品の状態。お客様から見える所だけではなく、バックヤードやスタッフ用のロッカールームも新しくてキレイです。ピカピカの店内で働けることで、気分を上げて働くことができます。

スタッフ間の関係性がフラット
スタッフ全員が新人であり同期となるのがオープニングスタッフ。先輩後輩といった上下関係や派閥のようなグループもなく、互いに協力し合いながら成長していくことになります。また、全員でゼロからお店を創り上げていくため仲間意識が芽生えやすく、仲良くなりやすいことも魅力と言えます。

じっくり仕事を覚えられる
特にチェーン店などオープニングスタッフ募集を行う機会が多いところでは、丁寧な研修やマニュアルを用意していることが多いため、未経験の人でも安心して始められます。飲食店など忙しいお店の場合、営業中の現場で働きながら仕事を学んでいくケースも多いでしょう。しかし新しいお店の場合は、お客さんが居ないオープン前の店舗で研修を行うので、じっくり学べます。教える側も新人教育に専念できるため、余裕を持ってレクチャーすることができるのです。

オープン後は忙しい
新しいお店は注目度が高く、オープニングセールなどを行う店舗もあり、開店直後から大勢のお客さんが押し寄せます。何日も混雑が続くことも珍しくありません。仕事はもちろん混雑にも慣れてない状態にプレッシャーを感じ、研修では完璧だったことでミスをしてしまったり…ということだってあるでしょう。オープニングスタッフとして働く上で、覚悟しておくべきポイントです。

トラブル対応できるベテランや先輩がいない
オープン前には想定していなかった事態やトラブルが発生することは珍しくありません。既存のお店であれば経験の長い先輩が上手に対応してくれますが、オープン直後のお店は全員が初めて直面する事態となります。頼みの店長や社員さんでさえも、あまりの忙しさでフォローできる余裕がないこともあるでしょう。周囲に助けてくれる人が居ないことも、オープニングスタッフならではのデメリットです。

・オープニングスタッフとは、お店の新規オープンに合わせて採用されるスタッフのこと。
・オープンの1カ月ほど前までには募集が行なわれ、開店までの間に、お店の準備やスタッフ研修などが行われる
・オープニングスタッフのメリットには、募集人数が多い、キレイな職場で働ける、人間関係がフラット、じっくり仕事を覚えられるなどのポイントがある
・反対に、オープン直後の忙しさや、トラブルがあった際に頼れる先輩やベテランがいない点がデメリットと言える。