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働いてよかった!【株式会社アルフレックス ジャパン 旭川ファクトリー】

2020年3月9日公開

気になる職場

人が働く理由はたくさんあり、希望する雇用形態もそれぞれです。さまざまな業種・職種で生き生きと働く人にスポットを当て、その働き方を紹介する「働いてよかった!」。今回は、「株式会社アルフレックス ジャパン」のソファ専門工場「旭川ファクトリー」で縫製を担当しているスタッフを紹介します。

未経験で正社員スタート。安定して働け、私生活も充実です。

縫製班 副班長/原 美香さん(36歳)
入社10年目。社内結婚の後、産休・育休を2度取得。
2歳児と4歳児の母。

興味と意欲を持って新しい職種に挑戦

高校卒業後、飲食店や衣料品製造会社、訪問介護事業所などで働きました。こちらへの転職を決めたのは、ふと縫製の仕事をしてみたいと思ったからです。ただ、前に勤務していた衣料品製造会社では、アイロン掛けなどの部署にいたため、縫製の技術はなく、また家具作りについての知識もありませんでした。でも、面接の時に、縫う仕事に興味があることと、正社員として働きたいという気持ちを伝えたところ、希望通りに採用してもらえました。これまで、どの職場でも正社員ではなかったので、本当にうれしかったです。
縫製班では、ソファの内側を包む「ヌード地」と呼ばれる薄い生地と、外側の「カバー」を縫っています。どちらも、いくつかのパーツに分かれているものを縫い合わせて仕上げます。入社後は、練習用の生地を縫って班長に確認してもらい、OKをもらったら、実際に商品に使う生地を担当することを積み重ねました。そうして、少しずつ技術を身に付けていきました。

技術の向上と共にやりがいもアップ

ヌード地は、きちんと形通りに縫うことに気を付けながら、班内で手分けをしてたくさん作っておき、必要になったらすぐ使えるようにしています。一方、カバーは、多種類の生地や革(レザー)から、お客様にお好みのものを選んでいただくため、注文を受けてから縫製作業に入ります。革は、一度針を通したら穴が開いてしまって縫い直しができないので、扱う時は特に慎重になりますね。
現在ソファのモデルは約20種ですが、サイズのバリエーションが豊富で、それぞれカバーのタグを付ける位置などが異なるため、スタッフは展開図を手元に置いて作業をします。私は経験を積むうち、展開図を一目見ただけで完成品が頭に浮かび、縫い方が分かるようになりました。新モデルの場合は、どう縫えば良いか一から考えなければいけませんが、それを全く嫌だとは思いません。自分の技術と知識を生かして、きちんと縫い上げられると達成感があり、仕事のやりがいになっています。

子育てと両立して仕事に励む日々

私が入社した時、4人だった縫製班のスタッフは現在17人。最近は、新人スタッフに仕事を教える機会も増えました。縫い方などを聞かれた場合は、相手にどう説明すれば分かりやすいかを確認するため、自分で実際にやってみてから伝えています。間違って覚えてしまっては大変ですからね。以前、私はプライベートでも思ったことをすぐ口に出していましたが、今は一旦考えてから話すようになりました。仕事を通して、自分の言葉への責任感が出てきたのかもしれませんね。
弊社は、子育て中の人も働きやすい環境で、2度目の育休明けには、休みを取る前と同じ「副班長」として復職できました。縫製班には、子どものいるパートスタッフが多いためか、理解があり、職場を離れていた私を気持ち良く受け入れてくれたのもうれしかったです。勤続年数は長くなってきましたが、子育てと両立しながら正社員として働ける職場に恵まれたことに、私は今も感謝しています。

一から仕事を身に付けられる環境が整っています

ソファ製造の工程は、大きく「裁断」「縫製」「ウレタン成形」「アッセンブル(組み立て)」に分かれています。いずれの持ち場でも丁寧に仕事を教えますから、家具製造の専門知識や経験がなくても高水準のものが作れるようになります。物作りに興味がある方に、ぜひ挑戦してもらいたいですね。パートスタッフか、正社員で働くかは、本人の希望を聞き、相談して決めています。また、原さんの場合は、本人の希望と能力を考慮した結果、元の役職での復職となりました。育休明けに役職が付いていると、心身の負担にならないかといったこともよく話し合いましたね。
弊社では、皆さんに豊かな生活を届けたいとの思いで、主に家庭用の家具を作っています。そしてそれは、スタッフ一人ひとりの生活が充実していてこそ、実現できることだと考えているため、誰もが働きやすい職場環境づくりに力を入れています。

副工場長/清水敦朗さん(39歳)

  • その日に作る枚数が決まっているため、丁寧に手早く縫い上げていく。特にカバーは、見た目も大切なので、縫い目をそろえることを心掛ける

  • 仕上げた数などを出荷リストへ記入する

  • 縫製班が作ったヌード地やカバーをソファの本体に掛けていく「組み立て」作業。細部まで丁寧に作業を行う

  • 社屋内にあるショールーム。製造スタッフが完成品の形などを確認する際にも活用されている

株式会社アルフレックス ジャパン 旭川ファクトリー

ソファを専門とする自社工場として、2008年に開設。同社は1969年創業。イタリアの合理性と、日本の価値観を併せ持ったモダン家具ブランド。

旭川市工業団地1条1丁目2-15
TEL.0166-36-6672
https://www.arflex.co.jp/recruit/

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